2007年05月31日

ゴーギャン ゴッホ スーラ par シュフネッケル

confidents.jpg「コンフィダント・絆」
5月27日(日) 2:00pm シアターBRAVA! 1階H列センター


作・演出: 三谷幸喜
出演: 中井貴一(スーラ) 寺脇康文(ゴーギャン) 相島一之(シュフネッケル) 生瀬勝久(ゴッホ) 堀内敬子(ルイーズ)
音楽・演奏: 荻野清子


舞台は19世紀末のパリ。遠くに建設中のエッフェッル塔を望む、モンマルトルあたりの古びたアパルトマンの一室。ここを4人の若き画家−ゴーギャン、ゴッホ、スーラ、シュフネッケルが共同のアトリエとして借りていた。そこに加わったのが、モデルとして雇われたムーラン・ド・ラ・ギャレットの女給ルイーズ。

物語は年老いたルイーズの回想から始まります。最初と最後が同じシーンで結びつく、というのはよくある手法で、だから最後にまたルイーズが、最初と同じ年老いた姿で表れ、「これが彼らの話さ」とつぶやいた時には「やっぱりね」という感じだったのですが、その後の最後の場面にヤラレタ!

明るい陽射しのさし込む部屋で、共同アトリエをスタートさせようとする4人。シュフネッケルが読み上げる「4つの約束」に顔を輝かせ、この後うんざりするほど何回も聞くことになるゴッホの「あと50年生きるとして〜」という話にも嬉々として耳を傾ける3人・・・。
るんるんこんな終わり知らず、部屋を探した頃。そうさ、あの日がすべて〜 par 布施明♪ なシーン。
そのいかにも希望に満ちあふれて楽しそうな4人の様子を見ていたら、どうとばかりに涙があふれてきました。あるよね、人生には。あの時あの頃のままとどまっていることができたら、どんなに幸せだっただろうと思うこと。

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2007年05月27日

うれし楽しや 俳優祭♪

haiyuusai.jpg聞くところによると、4月27日のチケット発売日は午後2時ごろに完売になったとか。指がつりそうになりながらリダイヤルしてやっと電話がつながったのが1:35ごろ。きっと完売寸前にすべり込んだのね、ありがたや〜と、チケット握りしめ、行ってきました俳優祭

社団法人日本俳優協会再建設立50周年記念 第34回「俳優祭」
5月26日(土) 11:00 歌舞伎座 3階12列下手


入場するとまずはプログラム買って、金券買って、場内ロケハン。
2階吹き抜けロビーでは、役者さん達直筆の絵や書が売られていました。
いずれも味のあるステキな絵や書で、一芸に秀でた人はまた多才でもあるのだわと感心。

紋付袴でビシッとキメた実行委員長 三津五郎さんのご挨拶から、楽しみにしていた俳優祭が始まりました。
<長いです>
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2007年05月25日

グランドプリンスホテル新高輪

今回の上京では、諸々のいきさつにより「グランドプリンスホテル新高輪」に宿泊しました。

IMG_2152.jpg
この春改装されたという客室は、
いささか狭目ながらもシックで落ち着いた雰囲気。






IMG_2156.jpg
流行の高層ホテルではないけれど、
すべてのお部屋にバルコニーがついていて、
もちろん外に出て、緑豊かな“高輪の森”を眺める
ことができます。




IMG_2155.jpg

そして、
バルコニーからは
こんなふうに東京タワーだって見えちゃう。





「窓から東京タワーが見える」なんてシチュエーションにやたら弱いナニワの田舎モノの地獄度 ふらふら (total 212 わーい(嬉しい顔) vs 214 ふらふら)
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2007年05月24日

Botanicaでホリデーブランチ

Botanica.jpg5月19日のランチに選んだのはこちらのレストラン Botanica      

世界的インテリアデザイナー サー・テレンス・コンランがプロデュースする『コンランレストラン』の日本1号店として東京ミッドタウンにオープンしたお店で、オープン以来大人気・・・なのだそうな。HPにも「オープンより電話が大変つながりにくい状況が続いており・・・」とお詫びが掲載されています。確かに予約の電話したとき、長い間話中だったな。
                          こちらはテラス席。お天気がよければ気持ちよさそう。

週末のランチメニューは、「ホリデーブランチセット」レストラン
前菜とデザートがビュッフェ形式で、メインのみ3種類から選びます。
Starters from the Buffet
Today's Main dish
Dessert Buffet

IMG_2146.jpg

メインにチョイスした
「スズキのグリル パンチェッタと白インゲン豆の
ピストースープに浮かべて」



IMG_2148.jpg

こちらがデザートのビュッフェ。
別腹とはいえこんなに食べるのぉ?
あら、ほんとはもっと他のも食べたかったのよ。
 


東京ミッドタウンのガーデンテラス4階にあって、シックなレセプションを通りぬけると一面の窓から光がふり注ぐテラスに面した明るいダイニングが広がり、コンランの美意識冴え渡るインテリア。あまりにも節操なくお皿に乗せてしまったので写真も撮らなかった色とりどりの前菜から始まるおいしいお料理に、サーブしてくださるスタッフのホスピタリティも行き届いていて、心にもお腹にもとても心地よい時間を過ごしました。


お昼からシャンパン飲んで上機嫌で演舞場になだれ込むなり〜のごくらく度 わーい(嬉しい顔)
(total 212 わーい(嬉しい顔) vs 213 ふらふら)
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2007年05月23日

挑み続ける染五郎

五月演舞場のもうひとつのお目当ては、市川染五郎が初役で挑む『鳴神』

歌舞伎十八番のひとつに数えられるこの演目は、染五郎の祖父の松本白鸚(初代の鬼平さんね)、その弟の二代目尾上松緑の当たり役でもあったそうです。制作発表の記者会見で、「今回序幕の『鳴神』で、歌舞伎十八番の演目を芯のお役として初めてやらせていただきます。十八番を勤めるのはある意味で義務、出来なきゃいけない立場です。初めてだからということを抜きにした評価をしていただけるように、吉右衛門の叔父に教えていただき、これを始まりとして、どんどんやっていきたいと思っています。」と語っていた染五郎。

出来なきゃいけない立場−初役は誰もが通る道とはいえ、すでに花形役者であるが故、高麗屋の御曹司であるが故の失敗できないプレッシャーはいかばかりかと、その覚悟の程を思いやり、この言葉を聞いただけでもすでに涙出そうになりました。

白い衣装に白塗りの鳴神上人はとても品よく美しい。目じりと唇の赤が効いていて、何とも言えない艶がある。これまで観たどの鳴神よりも若々しくて、雲の絶間姫の話を「ふん、ふん」ってカンジで頬杖ついて聴く姿なんて、かわいらし過ぎて見とれちゃいます。朝廷に恨みを持ち、竜神を滝壺に閉じ込めて雨を降らせないようにするという秘法を操る上人とはちょっぴりイメージ違うケド。女も知らず、奈良漬もキライなくらいお酒も飲めない堅物には見えないケド。

絶間姫に騙されたと知った後の荒事は、すごい迫力でした。もちろん隈取や衣装の効果もありますが、全身に憤怒が漲っていて、ひと回りもふた回りも大きく見えました。元より体のキレがよく所作の美しい人なので、数々の見得がピタリピタリと決まって錦絵を見るよう。花道手前で両手を広げて仁王立ち、七三の位置で見得を切り、躍動感溢れる飛び六方での引っ込みは、思わず「もう1回見た〜い!!」。

夜の部 『隅田川続俤 法界坊』ではそれはそれは美しい野分姫。お芝居観る前から舞台写真ひと目見るなり、「73番!73番!」(笑)と赤い着物もあでやかな野分姫の写真を購入。女形のお声が苦しそうなのは残念ですが、儚げで女らしくて、中村錦之助の要助/松若丸とのバランスもぴったり。ひとつ傘に入る二人は夢見るように美しいカップルで、「私もそっちの傘に入るぅ」とおくみちゃん(中村芝雀)が嫉妬するのも無理からぬこと。

恨みを残して非業の死を遂げた野分姫の霊に法界坊が合体霊となって現われる『浄瑠璃 双面水照月』がまた凄くて、野分姫と法界坊が交互に顔を出し、声や顔つきはもちろん、体の線というか、肩がなで肩になったりいかり肩になったり、と変幻自在。野分姫のやさしい顔から法界坊の憎憎しい顔への変化はまだしも、その逆、恐い顔から瞬時にやさしく穏やかな美しい顔に戻る変化にはホレボレ。これを観ていて、「染ちゃんなら『ジキルとハイド』できるかも?」と少し思っちゃいました。

hokai.jpg次なる挑戦は、『勧進帳』の弁慶でしょうか。
まもなく上演1,000回を迎えるという偉大なお父上の存在のためか、「高
麗屋の家系では『最遅』」と自らの弁慶未経験を先日の“双面トークショー”でも話していらしたそうですが、家の芸を受け継ぎ、使命感を持って伝統を背負い、自らを奮い立たせて精進を重ね、市川染五郎はどこまで挑み続けるのでしょう。

こちらは4月30日 舞台稽古の合間に会見した法界坊と野分姫
on Daily Sport online


あれも見たい、この役も観たいのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 211 わーい(嬉しい顔) vs 213 ふらふら)
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2007年05月22日

鬼平+釣女=最強!

父祖の代(!)からの鬼平ファンとしては見逃す訳にはいかないでしょう、ということで、行ってきました新橋演舞場。

新橋演舞場 五月大歌舞伎  
昼の部  5月20日(日) 11:00  1階11列センター
夜の部  5月19日(土) 16:00  1階3列センター


『鬼平犯科帳』は、火付盗賊改方長官・長谷川平蔵の、悪人からは「鬼の平蔵」と恐れられている悪に対する完膚なきまでの厳しさと、その反面、周りの人たちや捕らえた盗賊に対する細やかな人情味あふれる人物像が魅力的な池波正太郎原作の時代劇ですが、今回舞台化された「大川の隠居」は、その“情”の部分を描いた作品で、さながら世話物の風情でした。

幕が開くと大川端船着場。われらが平蔵・中村吉右衛門が花道から密偵粂八(中村歌昇)の操る船に乗って登場すると、そこはすっかり鬼平ワールド。派手な立ち回りがある訳でもなく、耳目をひきつける見せ場や見得が用意されているというのでもなく、淡々と、だけど、じんわり心にしみ入りながら物語は進みます。平蔵曰く、『嫌われることばっかりやってる人間はな、本当は心の中では好かれてぇ、好かれてぇ、と思ってるもんなんだよ。』 なんて、心に響くセリフがいっぱい。特に、大詰の船宿の場面、平蔵と友五郎、お互いが素性を明かさないままそれぞれ言いたいことを言い合い、自分の生い立ちや人生を語っていく中で共感が生まれ、二人の心が寄り添っていく様は、中村吉右衛門と中村歌六の熱演もあって、さながら二人芝居の台詞劇のよう。見応え聴き応え満点でした。

友五郎が盗んだキセルを目の前で使ってみせることで自分の素性を明かす平蔵。驚いてひれ伏す、すでに平蔵と心が通じている友五郎。その友五郎に、『これでその印籠も返してくれ。キセルも印籠も俺にゃぁ大事な親父の形見なんだよ。』と小判を差し出す平蔵・・・あたたかい眼差しとやわらかな語り口、吉右衛門・平蔵の真骨頂です。

ひとつだけ残念だったのは、暗転が多く、しかも長く、流れが途切れてしまうように感じたことです。映像で目に馴染んだ作品を舞台化する難しさを痛感しました。

その後の『釣女』は、吉右衛門の醜女がおかしくもかわいらしく、ついさきほどまで鬼平で渋くキメていたことがウソのよう。大名某の中村錦之助に『錦ちゃ〜ん、ステキ〜』と叫ぶなど、茶目っ気と、襲名したばかりの後進を盛り立てる心意気が感じられて、とても微笑ましかったです。この醜女、渡辺えり子さんがおもしろいメイクしたらこんな顔になるんじゃないかしら、とふと思いましたが(きゃぁ〜、えり子さんごめんなさ〜い!!)、何だかイヤなことがあって落ち込んでもこの顔見たら「ははは わーい(嬉しい顔)」って笑えそうな気がして、舞台写真買ってしまいましたぁ。


『火付盗賊改方・長谷川平蔵であるっ』っていうカッコイイせりふも聴きたかったなぁのごくらく地獄度 わーい(嬉しい顔) ふらふら (total 210 わーい(嬉しい顔) vs 213 ふらふら)
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2007年05月21日

最高のコンビ?最悪の組み合わせ?

kera-furu.jpg本日届いたCUBIT NEWS VOL. 112.0 から。

最高のコンビ?最悪の組み合わせ?
「大人の毒気」と「子供の奔放さ」を併せ持つ2人の中年、ケラリーノ・サンドロヴィッチと古田新太が、この秋、がっつりタッグを組む!
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ×座長:古田新太

□東京公演: 2007年10月/パルコ劇場
□大阪公演: 2007年11月/梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

ケラさんといえば『噂の男』が記憶に新しいけれど、ふるちんとのタッグで、どんな舞台を見せていただけるのでしょう。


ふるちん、「来年はちゃんと舞台を」と昨年末に言ってたのは本当だったのねぇのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 209 わーい(嬉しい顔) vs 212 ふらふら)
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2007年05月18日

魔法のフライパン

flying pan.jpg魔法のフライパン&北京鍋が届きました。2年か3年前に注文していたもの・・・・・らしい あせあせ(飛び散る汗)

「お待たせしましたが、準備が整いました。」というお知らせが届くまで完全に忘れていました、注文したこと。

そういえば、この錦見鋳造の「魔法のフライパン&北京鍋」がとてもスグレモノで人気があり、何ヵ月も待たないと手に入らない・・なんて記事を新聞で読んで、webで注文したようなおぼろげな記憶が・・・。

職人さんが丹精込めて作っている尾張鉄器のこのフライパンは、「はやい!うまい!つよい!」。熱伝導効率効率がよく、遠赤外線効果で簡単にプロの味が作れて、しかも丈夫で一生モノなのだとか。でも、今や手の込んだお料理とはほとんど無縁の私がどんな思考回路でこれを注文するに至ったかは我ながら全く不明。ほんとに降って沸いたような出費でした。

HP見てみたら「現在、注文が非常に立て込んでおり、納品までは 約2年6ヵ月 となります。」ですってがく〜(落胆した顔)


がんばって作ります野菜炒め、の地獄度 ふらふら (total 208 わーい(嬉しい顔) vs 212 ふらふら)
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2007年05月17日

ドアでした

webで生年月日を入力するだけで簡単にできる占いが花盛りですが、今日は「観劇占い」やってみました。

結果は・・・。

あなたは、ずばり ドア です。

重要な仕事を任されたり、周りからの信頼も厚いあなたですが、とんでもない「ポカ」をしてしまうこともたびたび……(上演中にギーッと音をたててしまったり)。せっかく与えられたチャンスを無駄にしないよう、注意深く注意深く、物事を進めてみてください。
しかしなぜか異性にはモテます(ドアボーイや案内嬢がいつもそばにいる)。異性とうまくいかないときは、正反対のことを試してみる価値あり(押してダメなら引いてみる)。想像もしなかったところに解決の糸口があったり、ふとしたことから関係が元に戻ったりするかもしれません。


ドアってどーよ?


ちなみに、相方さんは「花道」 〜 性格もルックスもよいあなたの周りにはいつも「主役級」の美男美女が寄ってきます 〜 ほんとかしら。


どうせなら「揚幕」だったらよかったのになぁの地獄度 ふらふら (total 208 わーい(嬉しい顔) vs 211 ふらふら)
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2007年05月16日

アカンずきん

akanzukin.jpg大阪市の「路上喫煙の防止に関する条例」が4月1日に施行されて、『なくそう、迷惑たばこ』っていうキャンペーンを展開しているのですが、そのキャンペーンキャラクターがこのアカンずきんちゃん
このポスターは御堂筋沿いのほとんどのゴミ箱に貼ってあります。

「迷惑たばこはアカンずきん」って、それにしてもベタやなぁ。



ベタつながり−1990年花と緑の万博のイメージキャラクターは
“花ずきんちゃん”の地獄度 ふらふら (total 208 わーい(嬉しい顔) vs 210 ふらふら)
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2007年05月14日

坂東玉三郎特別舞踊公演

minamiza.jpgまるで夢の世界でした。
容姿も踊りも立ち姿も所作も衣装の着こなしも、玉三郎さんの神々しいまでの美しさにただただ圧倒されて、夢のような時を過ごしたのでした。
坂東玉三郎特別舞踊公演
5月12日(土) 1:00pm 京都南座 1階1列センター

「阿国歌舞伎夢華(おくにかぶきゆめのはなやぎ)」
出雲の阿国 坂東玉三郎/女歌舞伎 市川笑三郎/女歌舞伎 市川春猿/男伊達 市川猿弥/名古屋山三 市川段治郎

「蜘蛛の拍子舞(くものひょうしまい)」花山院空御所の場
白拍子妻菊実は葛城山女郎蜘蛛の精 坂東玉三郎/坂田金時 市川猿弥/碓井貞光 坂東薪車/源頼光 市川笑三郎


どちらも初見の演目だったのですが、「阿国歌舞伎夢華」は満開の桜、「蜘蛛の拍子舞」は一面の紅葉と、春秋の美しい景色を舞台にまるで極上の写真集を見るような、流れるような舞踊劇が繰り広げられました。「阿国歌舞伎夢華」では、芸道に精進し一座を率いる凛とした阿国が、恋人の名古屋山三(の亡霊)の登場に恋慕の情を表わす女らしい踊りや山三が去った後の何とも哀しげな表情に、女形としての玉三郎さんの神髄を観た思いです。「蜘蛛の拍子舞」は、蜘蛛の精のようなコワイ(?)メイクの玉三郎さんを観るのは初めてで、大きな蜘蛛が登場したり、鮮やかな千筋の糸撒きが何度もあって、ビジュアル的にもとても楽しめる舞踊でした。

位置情報 あまりにも玉三郎さんに目が釘づけになってしまって、まわりの出演者のことをよく覚えていません。ゴメンナサイ。中では、いつも阿国に寄り添うように見守っている感じだった女歌舞伎お竹の坂東守若さん、存在感抜群の坂田金時・市川猿弥さんが印象的でした。

tamasaburo.jpg位置情報 南座でお隣にお座りの方は30年来玉三郎さんを応援していらしてこの日は金沢からいらっしゃったのだとか。お若いころの玉三郎さんのお話などを幕間に聞かせていただき、とても楽しかったです。ありがとうございました。

位置情報 「蜘蛛の拍子舞」は役名が源頼光・碓井貞光・渡辺綱・卜部季武・坂田金時・・・一瞬『朧の森』に迷い込みそうになりました。


南座ロビーに展示してあった「五代目坂東玉三郎写真集」 38,000円也。
買うべきか買わざるべきか、のごくらく地獄度 わーい(嬉しい顔) ふらふら (total 208 わーい(嬉しい顔) vs 209 ふらふら)
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2007年05月13日

鹿賀丈史ファイナル

Jekyll.jpgこれまで興味はあったものの何となく敬遠していたミュージカル「ジキル&ハイド」。今回“鹿賀丈史ファイナル”ということで、見逃す訳にはいかないと大阪公演初日(3日しかないけど)を観劇しました。

「ジキル&ハイド」
5月11日(金) 7:00pm 梅田芸術劇場メインホール 1階3列下手


原作:R.L.スティーヴンソン
演出:山田和也
出演:鹿賀丈史・香寿たつき・鈴木蘭々・戸井勝海・浜畑賢吉 ほか


舞台は19世紀のロンドン。医師のヘンリー・ジキル(鹿賀丈史)は、研究を続けてきた「人間の善と悪を分離する薬」の人体実験を試みようと望んでいた。この薬が精神のコントロールを失った父を救うとともに、人間から悪の心を排除し人類から戦争などの争いをなくすことができると信じていたのだ。そんな彼を心配しながらも温かく見守る友人の弁護士アターソン(戸井勝海)や婚約者のエマ(鈴木蘭々)。病院の理事会で“神を冒涜する行為”と実験を却下され失意のジキルを元気づけようとアターソンに連れられたパブ「どん底」で知り合った娼婦ルーシー(香寿たつき)の言葉から、「自分で」人体実験すればいいと思いついたジキルは自宅の研究室で自ら作った薬を服用する・・・。

とにかく鹿賀丈史が凄い。まるで“ジキルとハイド”が乗り移ったかのようです。今回が初見の私は、最初ジキルで登場のセリフ回しや声が「何だか若作り」のようにも感じたのですが、映像とは違って一瞬のうちに同じ人物がメイクも衣装も変えずに別の人格に変貌しなければならないという過酷なハードルを、鹿賀丈史は見事に乗り越えていて、薬を飲んだジキルの中に初めてハイドが現れ変貌していく研究室の場面は息をするのも忘れるくらい見入ってしまいました。ジキルのみ、ハイドのみで演じる場面ばかりでなく、刻々と入れ替わり顔を出すジキルとハイドの演じ分けには感嘆するばかりです。心と体が開放されて「自由だ」と叫ぶハイド、ハイドが犯した罪とそれを制御できない自分を知り苦悩し絶望するジキル・・・瞳に絶望と悲しみを湛えた鹿賀丈史の表情が胸に迫り、観ているこちらまで辛く切なくなってきます。自分で薬を飲むことを決意したジキルの♪時が来た、終盤ジキルとハイドの“二人”で唄う♪対決 をはじめ歌唱も楽曲もすばらしく、聴き応えたっぷり。

フィナーレで全出演者に迎えられて舞台奥から鹿賀丈史が登場すると胸が熱くなって涙があふれました(もちろんそれまでにもお芝居中さんざん泣いているのですが)。「この作品は、毎回毎回、自分自身をえぐるように掘り起こして戦っていかないと進まない。年を重ねるごとに円熟味を増すといった類の作品ではない気がしていました。今、僕は50代半ばを過ぎ、この辺りで幕を引くということも大事かなと思ったんです。」とファイナルの理由を語っている鹿賀丈史。まだまだ演ってもらいたい気もしますが、カーテンコールでの達成感あふれた満足気な笑顔を見ていると、その役者としての潔さを最大限の拍手で受け容れる外ありません。

位置情報 2001年の初演からずっとルーシーを演じていたマルシアに代わって今回の大阪と名古屋のみルーシーを演じるのは香寿たつき。抜群の歌唱力で美しくゴージャスなルーシーでした。

位置情報 2003年の再演では、アターソン役をなるしー(池田成志)が演じていたのにもビックリがく〜(落胆した顔)

位置情報 昨年末に観た『ア・ラ・カルト』でゲストの石井一孝さんが、『ジキル&ハイド』の自作の替え歌?を披露してくれて、「あの役をやりたい」とおっしゃっていたお気持ちが、今回公演を観てよくわかりました。


5月27日中日劇場がほんとのファイナルのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 207 わーい(嬉しい顔) vs 208 ふらふら)
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2007年05月10日

親子二代のスタンリー

5月6日に亡くなった北村和夫さんを偲んで、長男の北村有起哉さんが、自身が11月に『欲望という名の電車』でスタンリーを演じることに触れ、「昨年の秋に報告したら、正直、喜んでくれました。観て欲しかったけど、報告できただけでも良かった。」と語っています。

スタンリーは、文学座研究所に入所して間もない北村さんが、1953年の『欲望という名の電車』日本初演で杉村春子演じるブランチの相手役として抜擢されて以来の当たり役。この戯曲そのものが文学座を代表するようなお芝居でもあり、スタンリー役は新劇俳優にとっての古典といったところでしょうか。歌舞伎では家の芸、父の持役を子息が継承していくことは当然ですが、個別に活躍している俳優の世界で、息子が自分の当たり役を演じることになった喜びは想像に難くなく、その舞台をぜひ観ていただきたかったと、本当に残念でなりません。

お年を召してからの穏やかな印象しか存じあげないので、北村和夫さんの演じる粗野で荒々しいスタンリーってどんなだったのだろう、スマートで都会的なイメージの有起哉さんはどんな“肉体労働者のスタンリー”を見せてくれるのだろう、と、父と子二代、二人のスタンリーに思いを馳せつつご冥福をお祈りしたいと思います。

さて、その北村有起哉さんの公演はこちら:

『欲望という名の電車』
2007年11月16日(金)−11月25日(日) 東京グローブ座
(以降、12月中旬まで金沢・新潟・大阪・小倉公演あり)
作: テネシー・ウィリアムズ
企画・主演: 篠井英介  企画・演出: 鈴木勝秀
出演: ブランチ 篠井英介/スタンリー 北村有起哉/ステラ 小島 聖/ミッチ 伊達 暁 ほか

2001年9月初演(スタンリー:加勢大周)、2003年11月再演(スタンリー:古田新太)につぐ三度目の上演


この2003年の公演、古田新太のスタンリーが観たくてチケットまで買っていたのにやんごとなき理由により観に行けなかった、私にとってはいわくつきの作品です。


ふるちんのスタンリー観たかったよぉの地獄度 ふらふら (total 206 わーい(嬉しい顔) vs 208 ふらふら)
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2007年05月08日

こっ、これはっ!!

本日届いたBunkamura シアターコクーン メールマガジンからの情報です。

速報!長塚圭史が豪華キャストを迎えシアターコクーンに初登場!!
『ドラクル GOD FEARING DRACUL 』公演決定のお知らせ
 

作・演出には今、最も注目されている若き劇作家、長塚圭史。
主演には歌舞伎界から市川海老蔵、ヒロインには宮沢りえ

共演者も永作博美をはじめ勝村政信など、シアターコクーンならではの豪華な夢の共演が実現しました! 物語は18世紀フランス。ドラキュラ伝説をモチーフに、自らの存在を悔い神に祈り続ける者達の美しくも悲しいラブロマンスです。市川海老蔵は主人公である吸血鬼を演じます。

『ドラクル GOD FEARING DRACUL』

作・演出: 長塚圭史
 
出演: 市川海老蔵 宮沢りえ 永作博美 渡辺 哲 山崎 一 手塚とおる 
     山本 亨 市川しんぺー 明星真由美 中山祐一朗 勝村政信

会期: 2007年年9月1日(土)〜9月26日(水)

会場: Bunkamuraシアターコクーン
 
チケット一般発売日: 7月8日(日)


何てことなんでしょう。こんな企画が進行していたとは がく〜(落胆した顔)
海老蔵さんとりえちゃんが舞台に並び立つ姿なんて、お芝居をさしおいても観たいやーん・・・って、「俳優祭」ばりにチケット取れなさそう。。。

それにしても海老蔵さん、公私ともに次々やってくれますね。


おまけにこんな情報も載っていました。
2007年11月公演 『カリギュラ』
作: アルベール・カミュ
演出: 蜷川幸雄
出演: 小栗 旬 勝地 涼 長谷川博己 他



大阪公演、ないよなぁ〜の地獄度 ふらふら (total 206 わーい(嬉しい顔) vs 207 ふらふら)
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2007年05月07日

美しい国ニッポン

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比叡山の西塔あたりは八重桜が満開でした。





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木々の緑からはマイナスイオンをたっぷり吸収。






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ホテルの部屋のお庭から望む比叡山頂。




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沖合いに竹生島が浮かぶ琵琶湖。





季節ごと、その土地ごとに木々の緑や花々、様々な自然が目を心を癒してくれる日本は本当にすばらしいところ。どなたかの著作ではないけれど、“美しい国”だなぁ、と、この国に生まれて暮らす幸せを、旅するたびに感じます。

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帰りに立ち寄った上賀茂神社では、翌日(5/5)に賀茂競馬が催されるとかで、走路と観覧席の準備が整っていました。





目に青葉、山ホトトギスのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 206 わーい(嬉しい顔) vs 206 ふらふら)
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2007年05月06日

フレンチ&うな丼

IMG_2072.jpgロテル・ド・比叡の食事は、レストラン「ロワゾ・ブルー」で、パリの三ツ星レストランで修行したシェフの中村健介さんが供する有機野菜やハーブをたっ造り使ったヘルシーなモダンフレンチ。

どれも素材のよさを活かした体にやさしいおいしいお料理でしたが、一番のお気に入りは、デザートのイチゴのミルフィーユ&ピスタチオのアイスクリーム(笑)。/写真右端

IMG_2074.jpg IMG_2077.jpg IMG_2082.jpg

IMG_2086.jpgこちらは朝食のプレート。
バイキングなのですが、スクランブルエッグとホットサンドだけ個別にサービスされます。



IMG_2115.jpg 2日目のランチは混雑するであろう京都市内を避け、近江今津まで足を(というか車を)のばして、「とっておき滋賀ごはん」っていう雑誌でたまたま見つけた「西友」でうな丼。



IMG_2116.jpg関西風の蒸していない、外はパリッと中はふんわりの鰻でとてもおいしかったです。鰻にはうるさい?相方さんも「合格」と完食。遅い時間のランチにもかかわらずほぼ満席の盛況で、お土産に買ったえび豆や胡桃入りごり煮も美味でございました〜。



旅にグルメは欠かせませんのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 205 わーい(嬉しい顔) vs 206 ふらふら)
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2007年05月05日

ロテル・ド・比叡

IMG_2059.jpgGWといってもカレンダー通りのわが社。しかも4月30日は休日出勤したので前半は普通の週末だったし、ただの4連休でちっともゴールデンではないけれど、少しはどこかに行きたいじゃんってことで、プチプチバカンスに行ってきました「ロテル・ド・比叡」

比叡山ドライブウェイの中腹にあるこのホテルのコンセプトはフランス(“フランスふう”ではなくて“フランスそのもの”なのだとか)。

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客室はパリ、ノルマンディー、プロヴァンス、ブルターニュ、サヴォアとテーマの違った5つのタイプがあり、今回の私たちのお部屋は“太陽に抱かれる気分”という「プロヴァンス」でした。

IMG_2069.jpgこちらはお部屋にあったMoetのおしゃれなシャンパングラス。
ビール飲んじゃったけど。

ルイ・ヴィトンのデザイナーをはじめ複数の建築家が手がけたというインテリアは小粋で明るく、あちこちにフランスのエスプリが漂い、比叡山の緑に囲まれて眼下には琵琶湖を望み、つかの間の非日常を楽しみました。


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“自然の香りに包まれた私の小さなフランス”のごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 204 わーい(嬉しい顔) vs 206 ふらふら)
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2007年05月01日

ロッキー・ザ・ファイナル

rocky_logo.jpg「ロッキー」シリーズには何やら思い入れのあるらしき相方さんにつき合って、「ロッキー・ザ・ファイナル」を観ました。

「ロッキー・ザ・ファイナル」
4月29日(日) 5:45pm なんばパークスシネマ シアター1


rocky.jpg監督:シルベスター・スタローン
制作総指揮: アーウィン・ウィンクラー ロバート・チャートフ
脚本: シルベスター・スタローン
音楽: ビル・コンティ
出演: シルベスター・スタローン バート・ヤング アントニオ・ターヴァー ジェラルディン・ヒューズ マイロ・ヴィンティミリア


ボクサーを引退したロッキーは、フィラデルフィアで小さなイタリアンレストランを経営して生計を立てている。最愛の妻エイドリアンはすでに亡く、一人息子のロバートは有名人の父の影が自分につきまとうことを嫌悪し遠ざかっている。心に喪失感を抱え孤独の日々を送るロッキーは、その空洞を埋めるかのようにもう一度ボクサーとしてリングに上がり、現役世界王者との闘いに挑んでいく・・・。

Never give up! とか、「どんなに打ちのめされても前に進み続ける」なんていうストレートなメッセージはいささか苦手。これまで5作のロッキーシリーズも全部観た訳ではない。なのに、世界チャンプとの対戦を決めたロッキーが、あの耳慣れたビル・コンティのテーマミュージックに乗って厳しいトレーニングを重ねるシーンになると鼻の奥がツーンとして目頭が熱くなった。ポスターにもなっているフィラデルフィア美術館の階段を上がった広場でガッツポーズするシーンでは一緒に拳を握りしめた。クライマックスの対戦シーンで何度も立ち上がるロッキーに、泣きながら心で「がんばれ!」と叫んだ・・・まんまとやられちゃったな、私。

若く無敵の世界王者ディクソンは強すぎるが故に「面白味がない」とか「弱い相手としかやらない」と非難され、実際15ラウンド闘ったことがないコンプレックスを持っていて、これまでのロッキーの対戦相手としては完璧ヒールではなく人間的。そんなディクソンや、息子のロバートや、シングルマザーとなったリトル・マリーの息子のステップ・・・若い者たちに注ぐロッキー=スタローンの見守るような視線も温かい。

チャンプとの対戦を迷うロッキーに、リトル・マリーが言った言葉が印象的。「情熱の炎は誰でも持っているわ。でもそれを燃やせるのは限られた人だけよ。」

フルラウンドを闘い抜いて、判定を待たずに笑顔でリングを去るロッキー。自らの夢を追い求めて情熱の炎を燃やし続ける、30年の時を経ても色あせることのないスピリットがそこにありました。


愛犬の名前はパンチーのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 203 わーい(嬉しい顔) vs 206 ふらふら)
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