2008年07月31日

納涼茂山狂言祭2008

IMG_3852.jpg5月に南座の「三響会」で観た『五人三番三』がとても迫力があって楽しかったので、「狂言観てみた〜い」と思っていたところ、たまたまこの公演があるのを知って、やはり「五人三番三」をご覧になったおまさぼうさんをお誘いして、私にとっては初めてのフル狂言鑑賞となりました。



納涼茂山狂言祭2008
7月26日(土) 6:00pm 大槻能楽堂 脇正面か列

「粟田口」 大名: 茂山七五三 /太郎冠者: 丸石やすし/すっぱ: 茂山千三郎
「無布施経」 出家: 茂山千作/檀家: 茂山千之丞
「吹取」 男: 茂山逸平/何某: 茂山宗彦/女: 茂山童司/笛: 帆足正規/後見: 茂山あきら


正面の人にも脇正面の人にもお顔が見えるように舞台の中央対角線上斜めに向かって正座なさった茂山あきらさんの軽妙なプレトークから始まりました。人間国宝の茂山千作さんと千之丞さんという大御所が上にど〜んと構え、「ちりとてちん」でも人気の茂山宗彦くん・逸平くん兄弟、茂山茂くん、茂山童司くんなど若手からは突き上げられ、「『五・七・あ』(千五郎さん、七五三さん、あきらさんのことらしい)は中間管理職」と笑っていらしたあきらさん。同じ中間管理職のわが身を顧みて、こちらも思わず苦笑い。

チケットを買う時からして「脇正面って何?」「正面と中正面ってどう違うの?」っていうくらい超初心者の私。初めて観るっていうのに、予習もせず、誰が出るということ以外に予備知識もナシだったので、言葉とかいく分わからない部分もありましたが、何ともやわらかでとぼけた雰囲気の狂言は温かみがあって、とてもくつろいで楽しむことができました。

まずは狂言師の方々の朗々と響くよいお声にびっくり。
特別な扮装やメイクを施す訳でもなく、凝った装置がある訳でもなく、観る者のイマジネーションに委ねられたような舞台。演者は舞台上を好き勝手に動くのではなく、舞台の四角い外枠と対角線上だけを進むと決まっているようです。それでも、それで家の内外や場所の移動や時間の経過まで見えてくるから不思議です。

どの演目も楽しかったですが、特に印象に残ったのは茂山千作・千之丞ご兄弟による『無布施経』(ふせないきょう)。檀家(千之丞)の家にお経をあげに来た出家(千作)が、毎月もらえるはずのお布施が出ないので仕方なく帰ろうとするものの、思い直して何とかお布施を忘れていることを相手に思い出させてお布施をいただこうと四苦八苦する・・・なんていう、何となく私たちの日常にもありそうなシチュエーション。
出家を演じる千作さんは今年89歳。何とも愛嬌があって憎めないお坊さんです。これを受けて立つ千之丞さんのとぼけっぷりがまたすばらしくて、お二人ならではの絶妙な間での掛け合いに何度声をあげて笑ったことでしょう。その後に演じた若い宗彦くん・逸平くん兄弟も、ずっと精進して、やがて偉大なお祖父さまたちのようになるかしら。

位置情報 この「納涼狂言祭」はファンからの投票で公演内容が決められるリクエスト狂言なのだそうですが、本年度有効投票総数207件ですって。少なっバッド(下向き矢印)

IMG_3856.jpg位置情報 グッズがたくさん販売されているのもオドロキでした。
Tシャツ、手ぬぐい、携帯クリーナーに来年のカレンダーまで。
プログラムはこんなエコバッグに入っていて700円。演目の紹介やリクエスト狂言結果発表、狂言ぷち解説に出演者紹介もあってなかなか充実の内容です。



エコバッグは薄いからちょっとコンビニに行くくらいしか入らない・・から、一人7つ買って毎日ひとつずつ使ってください、ってあきらさんはおっしゃってたけど、のごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 363 わーい(嬉しい顔) vs 361 ふらふら)
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2008年07月27日

でかしゃった でかしゃった でかしゃった

IMG_3844.jpg藤十郎さんの乳人政岡は、鴈治郎さん時代に2度、松竹座で拝見しています。いずれも仁木弾正は仁左衛門さんでしたが、「御殿」「床下」の場のみで、「竹の間」や飯炊きが省かれているとはいえ、「花水橋」から「刃傷」まで、通しで観るのは初めてで、筋の流れもよくわかり、とても楽しむことができました。

関西・歌舞伎を愛する会第17回 七月大歌舞伎 昼の部 
7月26日(土) 11:00am 大阪松竹座 1階2列センター

「伽羅先代萩」 花水橋/御殿/床下/対決・刃傷

出演: 坂田藤十郎  片岡仁左衛門  尾上菊五郎  尾上菊之助  市川左團次  市川團蔵   中村魁春  片岡秀太郎  片岡愛之助  ほか


息絶えた千松を前に、栄御前(片岡秀太郎)の傍らに鎮座する政岡(坂田藤十郎)。
栄御前、八汐(片岡仁左衛門)、沖の井(中村魁春)、松島(片岡孝太郎)のやり取りを「顔色ひとつ変えず」聞いている、ということですが、私には心ここにあらず、といった風情に見えました。何も耳に入らず、微動だにせず、放心したようにただ千松を見つめている政岡。

帰っていく栄御前を花道入口で平伏して見送る政岡。
ゆっくり顔をあげていく政岡の目から涙がぽたぽた床にこぼれ落ちるのを見た瞬間、もうこらえきれませんでした。大泣きですたらーっ(汗)
ひとりになった政岡。すぐに千松の元に駆け寄らず、確かめるように、そして自分に言い聞かせるように悲しみをつのらせていきます。やがて、辛さも悔しさも悲しさも愛しさも、すべての感情を露わにし、ふり絞るようにわが子にかけた言葉が、「でかしゃった でかしゃった でかしゃった・・・」。これをまるで狂ったように何度も何度もくり返し、全身から母の愛と深い悲しみを迸り出す政岡。「三千世界に子を持った親の心はみなひとつ」・・・坂田藤十郎 入魂の熱演です。

そして、ハンカチで拭う涙も忘れさせるような場面が次に。
鼠が逃げ去ったスッポンから煙が立ち昇り、その中から登場する仁木弾正(片岡仁左衛門)。
妖気・殺気・色気・・・いくつもの「気」を発しながら私たちの前に現われると、客席中が静まり返って視線が一点に集中します。左斜め下に目線を流し、ニヤリと不敵に笑う弾正・・・え?今の視線、ワタシに?ハートたち(複数ハート)(って、このあたりの客席の女性はみんなそう思ったでしょうけれどわーい(嬉しい顔)
ゆらめく蝋燭の炎とともに、悠然と花道を歩いていく弾正。その後姿は揚幕の中から照らされるライトにシルエットで浮かび上がり、まるでこの世の人ではないかのよう。光の中に溶け込んでいく後姿に最後まで目が釘付けでした。過去にも観ているはずなのですが、いや〜、ヤラレました。
「刃傷」の場での仁左衛門さんの迫力ある殺陣やピタリ決まる見得のカッコよさ、そしてその若々しさにもとてもびっくり目 これぞまさしく“妖術”なんじゃない?

位置情報 「木村長門守」で榊原越中守を演じた尾上松也さんのキリリとした甲冑姿に見とれて思わず舞台写真を買い足し。亡くなられたお父様の松助さんとはご縁があってお食事をご一緒させていただいたこともあり、少年だった松也くんがこんなに立派な若武者になって・・と母ゴコロのような気持ち。

位置情報 この日は東京からお越しのcocoさんと、文楽の前に幕見をなさったとみさんと幕間のランチをご一緒させていただきました。cocoさんとは終演後にお茶もご一緒でき、短いながらギュッと中身のつまった楽しい時間を過ごさせていただきました。ほんとうにありがとうございました!


昼の部では菊之助さんは二役とも見目麗しい男衆。水もしたたる男っぷりでしたのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 362 わーい(嬉しい顔) vs 361 ふらふら)
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2008年07月23日

いかに演奏され、そして消えていくか

pac.jpgショスターコビチ、ラベル、エルガー、ラフマニノフにバーンスタイン・・・
これまで佐渡さんの指揮で数々の曲を聴きましたが、「第九」を別にすれば、ベートーヴェンは今回が初めてでした。

佐渡裕×HYOGO PAC オーケストラ with 及川浩治
「躍動のベートーヴェン」

7月21日(月) 2:00pm アルカイックホール 1階12列センター

指揮: 佐渡裕
ピアノ: 及川浩治
管弦楽: 兵庫芸術文化センター管弦楽団

プログラム: ベートーヴェン  ピアノ協奏曲第五番 「皇帝」
         ベートーヴェン  交響曲 第七番 イ長調


演奏の前に佐渡さんのプレトークつき。
これはあらかじめ知らなかったのでうれしかったな。
PACのこと、アルカイックホールの思い出などをいつものように穏やかな口調、にこやかな笑顔で話してくださった後、本日のプログラムとなるベートーヴェンの曲目を紹介して佐渡さんがおっしゃった言葉がとても印象に残りました。
「・・・とはいうものの、200年前の音楽を聴いていただきたい訳ではありません。今日、今の音楽がいかに演奏され、そして消えていくか、これを聴いていただきたいと思います。」

そう、まさしくそれです、ライブの醍醐味!
どんなに最高のパフォーマンスでも、その場で消えていくのがナマの宿命。
演者と観客、その場にいる者だけが同じ感動を共有する幸せを享受できます。
だから私たちは劇場にホールに、アリーナに、時を愛おしんで駆けつけるのでしょう。

兵庫芸術文化センター管弦楽団 通称PAC(パック)は、世界各地のオーディションで選ばれた35歳以下の若手演奏家で構成されていて、楽団員の任期(?)は最長3年という期限があります。今回もこのツアーを最後に旅立っていく人が何人かいて、ツアー最終日のこの日がまさに今のメンバーでの最後のオーケストラでした。佐渡さんの指揮をみていると、佐渡さんがいかにこの管弦楽団を慈しみ、大切に育んでいるかがよくわかります。団員一人ひとりに向ける眼差し、タクトの先まで行き届いた心がとても温かい。

「皇帝」では、及川浩治さんのダイナミックなピアノを堪能し、「のだめカンタービレ」でも有名になった交響曲第七番は、明るい陽射しが降り注ぐようでした。思いもかけずアンコールで演奏されたチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」(だと思う)のやわらかな調べまで、躍動感あふれる大胆かつ繊細なマエストロ率いる若い管弦楽団が奏でる名曲の数々を、ゆったりのんびり楽しんだ、海の日の昼下がりでした。


「題名のない音楽会」効果?で7公演のチケットはすべて完売!のごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 361 わーい(嬉しい顔) vs 361 ふらふら)
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2008年07月21日

主役を置かない人間劇

seagull.jpgチェーホフは戯曲に主役を置かず、「それぞれが喋っている時が主人公」としたのだとか。
『かもめ』の10人の登場人物は、年齢も職業も考え方も、皆様々で、それぞれ別の方向を向いていて、しかもほとんどが一方通行の片思いの恋をしています。

「かもめ」
7月19日(土) 6:00pm シアターBRAVA!1階F列センター

作: アントン・チェーホフ/翻訳: 沼野充義
演出: 栗山民也
出演: 藤原竜也 鹿賀丈史 美波 小島聖 中嶋しゅう
藤木孝 藤田弓子 たかお鷹 服部演之 麻実れい ほか


19世紀末、帝政崩壊直前のロシア。湖のほとりの静かな村に暮らすトレープレフ(藤原竜也)は、停滞した時代への閉塞感を抱え、前衛劇を創作する作家志望の青年。地主の娘ニーナ(美波)に恋していますが、ニーナは女優になり有名になりたいという激しい上昇志向を持ち、トレープレフの母である大女優アルカージナ(麻実れい)の恋人の流行作家トリゴーリン(鹿賀丈史)にひかれ、やがて彼の後を追ってモスクワへ旅立ちます。そして2年の時が流れ・・・。

私はニーナのような女が嫌いです。
あんなふうに瞳をキラキラさせて、澄んだ声で、まっすぐに夢を語られたら、
まるで蝶のようにひらひらと軽やかに目の前で舞われたら、
目障りで、うざったくて、妬ましくて・・・眩しい。

演出の栗山民也さんはプログラムで、「チェーホフの戯曲は、読み・観るその時の自分の状態によって、様々に表情を変え、時に主人公も違うように見える。たとえば『かもめ』なら、若いときにはトレープレフを軸に読んでいたが、今の僕の目線はトリゴーリン寄り。」と述べています。
そして、「ニーナが体現する、夢に向かう初々しさと激しさ、それに絶望して歩みを止めるような体験は、皆に覚えのあることだろう。誰もが胸の奥にしまい続けるその痛みは、いつ読んでも胸に響く。」と続けています。もしかしたら、絶望とまでは行かなくても、若かりし頃の自分の少なからぬ挫折の苦味が、私のニーナへの嫌悪となっているのかな、と、この文を読んで思いました。
・・・が、やっぱりキライ。
本人が意識しているかいないかは別として、いや、無意識だからこそ、旅立つトリゴーリンの前に待ち伏せするように現れて偶然を装い、「必ずもう一度会えると思っていましたわ」なんてことを言うオンナは。(つっこむところ、そこじゃないでしょ、ってカンジ?)

この上演の“目玉”のひとつ、「藤原竜也と鹿賀丈史の舞台初共演」は、それほどインパクトなかったなぁ。それがこの舞台全体の印象を何となく物足りないものにしている所以かしら。
二人とももちろん上手いけれど、“どこかで観た竜也くん” “あの時に似た鹿賀さん” という感じでした。藤原竜也の演技で言えば、1幕の激情的なトレープレフより、2幕の、表情のない、声にも抑揚のないコースチャがより印象的でした。ニーナが去った後、ひとり自分の書いた原稿を破る場面は、言葉もなく凍りついたような無表情の中に救いようのない絶望感を表現していて、何とも痛々しかったです。

この二人の印象が薄かったのは、女優陣がより輝きを放っていたせいもあるでしょうか。
特にアルカージナの麻実れい。まるで大輪の花のよう。いささかはしゃぎすぎ?っていう観もなきにしもあらずですが、いかにも大女優という風格で、「何でも私が一番」というナルシストの感じや、帝政末期のロシア富裕層の退廃的で俗物的な雰囲気を体現していました。クラシカルなシルエットの当時の服装も長身にとてもよく映えていました。宝塚を退団後ナマで拝見するのは多分初めてで(古っ)、「いや〜、あの男らしかったターコさんがこんなに女らしく・・・」と今さらながら感嘆しました。

演出上のことで言えば、1幕 1時間40分と2幕 40分間の間の休憩は必要ないのではないかと感じました。2つの幕の間に2年という歳月が流れる訳ですが、それは役者の演技力や、観ている側のイマジネーションに委ねることもできますし、休憩なしで集中して最後まで持って行くタイプのお芝居のように思います。

ran.jpg
華やかなロビーには、松竹座公演中の仁左衛門さんから麻実れいさんへ、美しい胡蝶蘭が飾られていました。



元々ハスキーボイスの竜也くんですが、声が割れ気味なのも
気になったなぁの地獄度 ふらふら (total 360 わーい(嬉しい顔) vs 361 ふらふら)
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2008年07月20日

和む〜♪

体調今イチで、出かけるにも暑さにめげ気味の3連休。これになごまされています。

IMG_3836.jpg

相方さんがソフトバンクで新規契約してもらったのをプレゼントしてくれた白戸家のお父さん犬。
なんか、カワイイムード
わき腹のあたりを押すと5種類くらいの言葉を話すのですが、あの声、あの口調で
「お前にはまだ早い!」なんて言われると、思わず口元がほころんでしまいますわーい(嬉しい顔)

お父さん犬が敷いているのは先日フラリと入った法善寺横丁にある某Barのコースター。
黒田征太郎さんのイラストなのだとか。
何だか似てるでしょ?この二人・・・っていうか二犬犬 犬


「いいじゃないか、家族なんだから」のごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 360 わーい(嬉しい顔) vs 360 ふらふら)
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2008年07月19日

プチ・ラッキー3

先日「Chanko Dining 若」に行った話をしたところ、「私も行きた〜い」と会社の後輩。
それなら、という訳で、早期退社デーの水曜日、部下や他部署の後輩引き連れて、女ばかり8人でオープンしたばかりの「Chanko Dining 若」ヨドバシ梅田店に行ってきました。 にぎやかだったわ〜、周りの方たち、ごめんなさいあせあせ(飛び散る汗)

盛りだくさんでお得なオープン記念コースに一同大満足でしたが、サマーキャンペーンとやらで、生ビールを注文したらその場で引くくじがあり、

8人の中でただ一人これが出て

IMG_3831.jpg


これが当たりました

IMG_3828.jpg

エコバッグです(色は3色あったけど)


プチ・ラッキー 1&2は こちらこちら


だからぁ、プチじゃなくてド〜ンと当りをお願いしたいの地獄度 わーい(嬉しい顔) (total 359 わーい(嬉しい顔) vs 360 ふらふら)
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2008年07月18日

やったね!

公開中のゲキ×シネ ツアー2008で「アカドクロ」を見逃してしまって悔しい思いをしていた私ですが、秋のツアーが、なんばパークスシネマで決定!といううれしいお知らせが届きました。
しかも、
       10/4  5  6   7   8  9  10

【1回目】 [赤] [青] [青] [青] [青] [赤] [赤]

【2回目】 [青] [赤] [赤] [赤] [赤] [青] [青]


こんなふうに1日に「アカ」と「アオ」の両方を楽しむことができるタイムスケジュール。
なかなかやってくれますね!


もちろん「メタマク」も「朧」も「SHIROH」もありますのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 359 わーい(嬉しい顔) vs 359 ふらふら)
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2008年07月15日

見交わす瞳

まるで大切な宝物のように“敦盛”の首を抱え、
「藤の方にお見せするように」と階段に一歩足を踏み出してその首を差し出す直実。
それを階段の途中まで受け取りにくる相模。
わが子の首を目の当たりにして、今にも感情を爆発させそうな相模を眼で制する直実。
その目線を受け止め、すべてを察したようにわが子の首を受け取る相模。
互いの瞳の奥にたとえようもない悲しみと覚悟を湛えて見交わす一瞬の目線のやり取りが、
目に焼きついて離れません。

関西・歌舞伎を愛する会 第17回 七月大歌舞伎 夜の部
7月12日(土) 4:30pm  大阪松竹座 1階5列センター

一谷嫩軍記 熊谷陣屋
出演: 片岡仁左衛門 片岡我當 片岡孝太郎 片岡愛之助 片岡秀太郎 坂田藤十郎 ほか


「熊谷陣屋」はこれまでも何度か観たことがありますが、片岡仁左衛門の直実は初見でした。
物語への理解が深まったことや共演者のアンサンブルや座席や、諸々の条件が重なったとはいえ、いつも私の琴線にふれる仁左衛門さんの“泣き”の芝居・・・ニザ様マジックにまたまたハマってしまった1時間40分。

長身痩躯の仁左衛門は、制札の見得など数々の見得も、階段の場面も、型がとても美しい。
裃も甲冑も、僧侶となっても、どの装束もよくお似合いです。
登場の時から硬い表情、押し殺したような声で、直実の深い苦悩やぬぐい切れない悲しみを描き出し、剛毅な武将でありながら繊細さを併せ持つ直実の姿が観ている者の胸に迫ります。
敦盛の母・藤の方(片岡孝太郎)とわが子小次郎の母である相模(片岡秀太郎)に、敦盛を討った時の様子を語って聴かせる場面では、終始厳しい面差しながら、まるでお前も覚悟せよと言わんばかりに相模に送る一瞥、冒頭に書いた見交わす視線のやり取りなど、「目」の演技も魅せてくれます。

出家して僧侶となった直実。
ひとり花道に残り、「十六年はひと昔・・・」と、恩義のためとはいえ、わずか16歳のわが子を自らの手にかけなければならなかった無常を、涙を流し切々と訴える渾身の独白は、観ていて息苦しくなるほど。涙と汗でぐっしょりの直実様とともに、こちらも涙ナミダたらーっ(汗)の幕切れでした。

hato.JPG位置情報陣幕には熊谷家の家紋「向かい鳩」が描かれていました。
熊谷直実って、「鳩居堂」創始者のご先祖様なのですって。


「一枝を切らば一指を切るべし」のごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 358 わーい(嬉しい顔) vs 359 ふらふら)
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2008年07月14日

さようなら家定様

1年に1回は大河ドラマのこと書いてるよなぁ、私。

今年のNHK大河ドラマ「篤姫」は、視聴率的にも好調のようですが、主演の篤姫(宮崎あおい)はじめ登場人物が皆とても活き活きと描かれています。
中でも、堺雅人演じる十三代将軍徳川家定は、“病弱で人嫌い”という家定公のイメージはそのままに、自在の表現力で声や表情までたくさんの顔を使い分け、理性と苦悩とやさしさを併せ持つ魅力的な人物像をつくり上げていました。
「誰も信用せぬ」と心を閉ざしていた家定と、政略結婚で嫁いできた篤姫が、次第に心を通わせ、互いにとって“ただ一人”の存在となっていく様は見ていて心温まるものがありました。

そんな家定公とも今回でお別れ。
死の床で、篤姫から届けられた白い碁石を見つめ、「御台、なぜいつかのようにわしの元に飛んで参らぬのだ」とつぶやくシーンに家人ともども涙 たらーっ(汗)
もちろん家定公の死を知って号泣する篤姫ともどもさらに涙たらーっ(汗) たらーっ(汗)


地獄なんだけど二人の演技はごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 357 わーい(嬉しい顔) s 359 ふらふら)
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久しぶりに

この2年くらい、ネイルはずっとバイオスカルプチャージェルをやっていて、すごく楽チンだったのですが、なぜだか急に爪が拒否反応を示してすぐに取れちゃうし、爪先は折れちゃうし、で、一旦元の状態に戻してみることにして、久しぶりに普通のネイルカラーをお願いしました。

nail.jpg何だか爪も軽くてイイ感じ。
こんなふうに通常のネイルカラーの方が色のバリエーションもアートのデザインの幅もぐっと拡がってほんとはいいんだけど。


これですぐにはがれてこなければねぇ〜の地獄度 ふらふら (total 356 わーい(嬉しい顔) vs 359 ふらふら)
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2008年07月13日

夢を見続けること

IMG_3821.jpg眠ってるときに見る夢と心に描く夢−ふたつの「夢」は同じ文字。
THE CONVOY SHOW6年ぶりの新作は 、すまけいさんをゲストに迎え、生きていくこと、夢を見続けることのすばらしさとほろ苦さを語りかけるようなステージでした。

THE CONVOY SHOW vol.27  「うみわたれ」

7月11日(金) 7:00pm
シアターBRAVA! 1階H列下手

作・構成・演出: 今村ねずみ
出演: 今村ねずみ 瀬下尚人 石坂 勇 舘形比呂 徳永邦治 黒須洋壬 すまけい


舞台は都会(渋谷区らしい)の古ぼけた「櫻田アパート」。住人から「おいちゃん」と慕われる管理人の櫻田千恵蔵(すまけい)は、人生の峠を越え、達観した目で自分の先行きとアパートの住人たちを静かに見つめているよう。そのおいちゃんと、個性的な6人の住人たちの日常が、春・夏・秋・冬 季節の移り変わりとともに綴られていきます。

ねずみさんがバルセロナのミロ美術館で買ったというミロ自身の後姿を描いた絵はがきからインスピレーションを得て書いたという作品は、都会の片隅で、迷いや悩みやいろいろなものを抱えながらひたむきに生きている人たち(特に中高年の)へのやさしい眼差しにあふれていました。
大きな事件もなく淡々と舞台がすすみ、オープニングもクロージングにも派手なパフォーマンスはなくて、これまでのコンボイとはちょっと違った大人な印象。告白します。実は日頃の睡眠不足がたたって(?)あまり静かな進行に途中一瞬落ちてしまいましたがく〜(落胆した顔)

それでも折々に組み込まれるダンスや歌はコンボイの魅力たっぷり。今どきのスレンダーなアイドルの男の子ではなく、長身で肩幅広く胸板厚いがっしりした体躯の男たち6人が繰り出すダンスは迫力十分。ねずみさんのドラムとセッションしたり、椅子に座ったままステップ踏んだりと、ジュリ(瀬下尚人)のタップも久しぶりに堪能しました。そのねずみさんのドラムにリードされたバンド演奏でクロス(黒須洋壬)の担当はベルリラ。あんな楽器見たの、小学校の鼓笛隊以来だったワ。登場人物のキャラクターでは、ナルシスト入ってるサム(石坂勇)演じる役者・谷山浩志が特にお気に入り。サムは今回ダンスの上手さも改めて目を惹きました。

そんな舞台を72歳のすまけいがぴりりと締めます。ほとんどの場面で、住人たちのあれこれの聞き役ですが、最後の手紙の朗読には泣かされましたたらーっ(汗)
そのすまけいさん、カーテンコールで登場した時には、車椅子に乗っていた物語の役そのままにお体が不自由なご様子にとても驚きました。思わず終演後グッズ販売してたねずみさんのお兄さんに「すまけいさんってほんとにお体お悪いんですか?」って聞いてしまいました。ご闘病中とのこと。そういえばこのところTVでもあまりお見かけしなかったかしら。詳しいことはわかりませんが、1日も早いご全快をお祈りいたします。


うーん、夏だからハジけるコンボイを期待したかなぁ〜の地獄度 ふらふら (total 356 わーい(嬉しい顔) vs 358 ふらふら)
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2008年07月10日

断然天魔王!!

ao.jpgいのうえひでのりさんによると、『アカドクロ』が「いのうえ歌舞伎」の最高傑作であるのに対し、『アオドクロ』は新感線エンターテインメントの集大成、ここに新感線の全てがあると言っても過言ではないのだとか。歌あり踊りあり、笑いあり涙あり、もちろん派手な立ち回りもたっぷりあり・・・まさにThe 新感線な舞台を鮮烈な映像で楽しませてくれます。

ゲキ×シネ 「髑髏城の七人〜アオドクロ」

7月9日(水) 7:10pm 梅田ブルク7

作: 中島かずき
演出: いのうえひでのり
出演: 市川染五郎 鈴木 杏 池内博之 佐藤アツヒロ 高田聖子 三宅弘城 粟根まこと 
高杉 亘 川原和久 ラサール石井 ほか


上演は2004年10月。手元の記録では10月16日に観ています。思えばこれが私の日生劇場デビューだったなぁ。(ちなみに、翌日は『ミス・サイゴン』を観て帝劇デビューもしていますわーい(嬉しい顔)
『アオドクロ』は東京公演のみだったので、観劇は1度きり。その後ゲキ×シネもDVDも一切観ていないので、細かいディテールは忘れているところもありました。オープングで天魔王に扮した市川染五郎がダンス的なものを踊っているのにまずはびっくり目 ひょえ〜、あんなに踊ってたっけ!?

『アカドクロ』の古田新太は、玉ころがしの捨之介も天魔王も甲乙つけ難いという印象ですが、『アオドクロ』市川染五郎は断然天魔王exclamation×2捨之介がよくないということではなく、天魔王が頭抜けています。美しさ妖しさ冷酷さ色っぽさ・・・そしてカリスマ性と滅び行く者の美学。いのうえさんがこの天魔王を観て市川染五郎に悪役を演らせたいと考え、公演中にオファーしてそれが昨年『朧の森に棲む鬼』のライとして結実したというのも大いに納得の色悪ぶりです。
ふるちん捨之介と染ちゃん天魔王で「『髑髏城の七人』を観てみたい・・・けど、それだと仲間でさえ見間違うほどウリ二つ、っていう設定に無理があるかしら。

自慢ではありませんが、笑いにキビシイ関西人ゆえ(?)鋼の鬼龍丸@高杉亘の“焼鳥ネタ”をはじめ『アオドクロ』全編にちりばめられたグダグダの笑いは好きじゃないしおもしろいとも思いません。(みんな何であんなに笑うんダロ。)しかーし、三宅弘城演じるカに点々つけたガンテツにはハマリまくりで、彼が「タナカ」「ウチダ」・・・と大真面目に言うたびに爆笑。あの体操選手のような動きもたまりません。染ちゃん捨之介も後ろ向いて肩ふるわせて笑っていましたもの。撮影日だったのに、こらえきれなかったのね。その二人の100人斬りはイキも合って見応えたっぷりでした。

クライマックス、響き渡る無数の銃声の中、敵陣に斬り込んで行く七人がスローモーションのコマ送りのような動きになり、やがて煙の中シルエットで浮かび上がると、その後の結末を知っていてもウルウルきてしまいました。


やっぱりアカドクロも観たかったなぁのごくらく地獄度 わーい(嬉しい顔) ふらふら (total 355 わーい(嬉しい顔) vs 357 ふらふら)
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2008年07月07日

スカーレット・ピンパーネル

scarlet.jpg

ずーっと昔、松あきら主演(花組)の「紅はこべ」を観たことがあります。
確かマルグリット役のやたらカワイイ北原千琴ちゃんのサヨナラ公演で・・・ストーリー完璧に忘れましたどんっ(衝撃)記憶ってうすれるものなのね。・・・という訳で私にとっては完全に新作。

宝塚歌劇星組公演 「スカーレット・ピンパーネル」

7月5日(土) 11:00am 宝塚大劇場 1階17列上手

原作: バロネス・オルツィ      
脚本: ナン・ナイトン
作曲: フランク・ワイルドホーン      
潤色・演出: 小池修一郎
出演: 安蘭けい 遠野あすか 柚希礼音 立樹遥 涼紫央 和涼華 夢咲ねね ほか

1794年のパリ。フランス革命により国王ルイ十六世も王妃マリー・アントワネットも断頭台の露と消え、ジャコバン党のロベスピエールの独裁時代。“貴族”というだけで無実のまま処刑される人々を国外へと救い出す秘密結社の紋章は「スカーレット・ピンパーネル(紅はこべ)」。率いるのはイギリス人貴族パーシー・ブレイクニー(安蘭けい)。誰にも正体がわからない“スカーレット・ピンパーネル”を捕えるべく執拗に追い続ける革命政府の公安委員ショーヴラン(柚希礼音)は、パーシーの結婚したばかりの妻でコメディ・フランセーズの花形女優であったマルグリット(遠野あすか)の昔の恋人でもありました・・・。


「ベルサイユのばら」の後日談的時代背景で、フランス革命や当時の政治情勢を盛り込み、パーシーとマルグリットのすれ違う想い、そしてショーヴランを加えた大人の恋模様を織り交ぜながら、宮廷の仮面舞踏会のような華やかな場面あり、1対1の決闘シーンあり、ヒーローはあくまでカッコよく、ハラハラドキドキさせながらもちゃーんと持っていくべきところへ持っていくという胸のすくストーリー。とても宝塚向きだと思いました。「マダム・ギロチン」の場面の民衆の群舞やコーラスのアンサンブルは見応え聴き応えたっぷり。星組の集団としての力量を感じました。

安蘭けい演じるパーシー・ブレイクニーがとにかく魅力的。
変装の名人という設定のパーシーはまた、いろんな顔を使い分けていて、普段は仲間を引き連れて狩りに明け暮れる遊び人。しゃべり方までもつかみどころがなく人を食ったようなカンジ。実はこのパーシーがかなり好きだったりして黒ハート「きみがスカーレット・ピンパーネルだったんだな」とショーヴランを煙に巻くシーンなんて何度も観たいくらい楽しい。秘密結社では一転キリリとしたリーダー。そして、妻に対する疑念がぬぐい切れず苦悩する人間的な面まで、表現力豊かに見せてくれます。大型化する男役の中にあって、決して長身とは言えない安蘭けいですが、とても大きくカッコよく、包容力たっぷりのヒーローぶりです。フランク・ワイルドホーンが安蘭けいの声を聴いてインスピレーションが湧いて作曲したという主題歌“ひとかけらの勇気”はじめすばらしい歌唱にも聴き惚れました。謎の外国人(?)グラパンの茶目っ気も見もの。

遠野あすかのマルグリットは女優らしい華やかさと色っぽさを併せ持った堂々たるヒロイン。
のびやかなソプラノの美声を聴かせてくれますが、特に、すべてを知った後、コメディ・フランセーズで、パリを捨てたと非難する人々と、ジャコバン党を支持する歌を唄えと強要するロベスピエールたちの面前で、「私の夫のメッセージが込められているから」と命令に反して“ひとかけらの勇気”を歌い上げるシーンは感動的でした。ただ、一度はコメディ・フランセーズを守るため、二度目は弟の命を助けるために心ならずもショーヴランに協力するのですが、このあたりの苦悩の描かれ方がやや浅く、「そんな簡単にサン・シール侯爵の居所を教えるなんて・・・」とちょっと怒ちっ(怒った顔)

常に黒い軍服を着て敵役オーラぷんぷんの柚希礼音のショーヴラン。異彩を放っていました。
ソロの歌が多く、その声量と歌唱に圧倒されましたが、本来はダンスの人なのだとか。道理で、フィナーレのサーベルを持って男役陣を従えてのダンスのキマッていたこと。劇中ずっと眉間にしわを寄せた硬い表情が、フィナーレでは明るく華やいだ顔に一変。演技してたのね〜。

1本立ての大作なのですが、フィナーレのショーはわりとあっさり目で、どこかで見たことあるゾ、なものばかりだったのはちょっとザンネン。
「紅はこべ」をデザインしたシャンシャン(フィナーレの持ち物)はステキでした。

pie.jpg
こちらは公演限定のお土産。
「アーモンドサブレ」と「白桃ケーキ」と「カスタードパイ」がありました。





るんるんひ〜とかけ〜らぁの〜 勇気が〜 僕にあ〜るか〜ぎり〜のごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 354 わーい(嬉しい顔) vs 356 ふらふら) 
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2008年07月06日

竜馬ふたたび

歌舞伎美人のサイトに「九月秀山祭」の演目が発表されています。

吉右衛門さん主演の「ひらかな盛衰記」「河内山」などの古典演目が目をひきますが、
ワタシ的注目は目

「竜馬がゆく 風雲篇」
坂本竜馬 市川染五郎/おりょう 市川亀治郎/中岡慎太郎 尾上松緑/西郷吉之助 中村錦之助


昨年の「竜馬がゆく 立志編」の染ちゃん竜馬がとてもよかったし、シリーズ化されるんじゃないかっていうウワサもありましたが、現実になるなんてうれし〜ムード&ぜひ観た〜いひらめき 


亀治郎さんおりょうにも興味シンシン・・・が、8月上京を決めているのにまたまた9月も連続上京か?のごくらく地獄度 わーい(嬉しい顔) ふらふら (total 353 わーい(嬉しい顔) vs 356ふらふら)
rampo.jpg

追記:
「楽しい☆おいしい☆うれしい☆Happy」のcocoさんが紹介してくださっている国立劇場11月公演「江戸宵闇妖鉤爪」のチラシ画像、ステキ〜ハートたち(複数ハート) 
高麗屋さんには悩まされっぱなしですぅかわいい
ニックネーム スキップ at 21:20| Comment(8) | TrackBack(0) | 歌舞伎・伝統芸能

夏ちゃんこ

IMG_3803.jpg今さらというカンジではありますが、一度食べてみたかった「Chanko Dining 若」のちゃんこ鍋を食べに行きました。

大阪にできたばかりで話題沸騰のころ、予約なしで出かけて、「今からだと9:00pmすぎになります」と2度ほどフラれて以来、「失礼しちゃうワちっ(怒った顔)」とすっかり足が遠のいていたのですが、帰り道の乗り換え駅に店舗ができたこともあって、夏にちゃんこっていうのもいいかな〜と。

IMG_3801.jpgいただいたのは、若名物「元祖 塩鍋」。
あっさり塩味のちゃんこ鍋。スープは思ったより油っこかったですが、コクがあっておいしかったです。野菜たっぷりの具材で、中でも鳥のつみれがとっても美味でした。お鍋を作るのも、小鉢への取り分けもすべてお店の方がやってくれるので楽チンですが、これは好みの分かれるところ。何だかお鍋食べてるカンジしなかったなぁ。(久しぶりに会った友人とのおしゃべりに夢中で、あまりお鍋に意識が向かなかったせいもあるのですが。)

IMG_3799.jpgこちらも名物の自家製 さつま揚げ。
中は白くてふわふわで、普通のさつま揚げとは違った印象。
ちゃんこ鍋屋さんのイメージとはかけ離れたスタイリッシュなインテリアや従業員の服装など、すべての面でちゃんこの泥臭いイメージを脱しておしゃれで高級感を演出しているとことが成功の所以でしょうか。もちろん“味”という裏付けのあることが人気のヒケツですね。


期間限定カレー鍋も食べてみたいけど大阪ではやってないんだっての地獄度 ふらふら (total 352 わーい(嬉しい顔) vs 355 ふらふら)
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2008年07月05日

シネマ歌舞伎 「ふるあめりかに袖はぬらさじ」

furu.jpg舞台を映像化したものを観たら、「あ〜、舞台観たかったな」と思いますが、この作品を観た後はあまりそんなふうに感じませんでした。よくなかったからというのではなく、映像作品として高度に完成されていて、十分過ぎるくらい満足したからです。時として、舞台を撮影したものであることも、歌舞伎であることさえも忘れてしまうくらい集中して楽しむことができました。冒頭の行灯部屋以外はすべて岩亀楼の「扇の間」で物語が展開されるのも映像向きだったのでしょう。

シネマ歌舞伎 「ふるあめりかに袖はぬらさじ」

7月1日(火) 6:30pm 梅田ピカデリー

原作: 有吉佐和子/演出: 戌井市郎
出演: 坂東玉三郎  中村勘三郎  坂東三津五郎  中村獅童  中村七之助  中村福助  坂東彌十郎  市川海老蔵  市川右近 市川猿弥 ほか

物語の舞台は尊王攘夷論が台頭する幕末の横浜にある遊郭岩亀楼。
遊女亀遊(中村七之助)がその美しさからアメリカ人商人イルウス(坂東彌十郎)に身請けされそうになりますが、亀遊は恋人の通詞藤吉(中村獅童)にその姿を見られたことを恥じて自害してしまいます。亀遊の死から75日 亀遊を「外国人に身を売ることを嫌って自害した攘夷女郎」と祭り上げた瓦版が大評判となり、亀遊を妹のように面倒を見ていた芸者お園は、その美化された死を支持する世情の波に否応なくのみ込まれていきます。


切なくて哀しい喜劇。
お園という芸者の生き方にスポットを当てながら、世の中にはどうにもならないこともある、とか、流言蜚語が世論をつくり上げていく、という現代にも通じるテーマも描かれています。

お園は気風がよく、病弱な亀遊を妹のように温かく面倒をみる口八丁手八丁の芸者で、お酒好きの愛すべきキャラクター。亀遊と藤吉との恋をやさしく見守る一方で、亀遊の自害を心ならずも攘夷女郎に仕立て上げる講談師のような役まわりを演じるようになってしまいます。
演じる坂東玉三郎は、ほとんど出ずっぱりで膨大な量のセリフをしゃべりっ放しです。
日頃の凛と美しい印象の玉三郎さんがこんな役を演じると、ともすれば“コメディエンヌ(正確にはコメディアン?)としての一面”がクローズアップされがちですが、卓越した演技力、セリフ術に裏づけられた表現で、お園という人物を活き活きと、たくましさも弱さも持ち合わせた女性として見事に描き出しています。普段着も、芸者としてお座敷に出る時も、とても美しい着物の着こなしや、鮮やかな三味線の撥さばきにも見とれてしまいました。市川笑三郎、市川春猿らキレイどころの芸者衆を従えて、お座敷で三味線を合奏する場面は本当に華やかで、ちょっと「陽暉楼」を思い出しました。

中村七之助の亀遊。美しく儚げで、いかにも守ってあげたくなる薄幸の女という感じ。恋人の藤吉がアメリカに渡って医者になる勉強をしたいと知って、「堅気の娘なら遊郭に身を落としても好きな人のためにお金を作るのに、すでに女郎の身だからそれもできない。かと言って唐人を相手にするのは絶対いや」と嘆く姿がとても切ないたらーっ(汗)

中村福助のマリアを筆頭に、唐人口の遊女たちはみんな派手な衣装と凝ったメイクで楽しそうに演じていました。中でもマリリン・モンローのように色っぽいホクロをつけた尾上松也のバタフライがお気に入り。

計算高いけれど憎めない商人といった感じの岩亀楼主人の中村勘三郎、アメリカ人役がぴたりハマった英語も達者な坂東彌十郎、浪人役でほんの少しの出ながら際立った存在感を見せた市川海老蔵など端役に至るまで豪華キャスト。このような座組のできる座頭としての坂東玉三郎の力量にも改めて感心した次第です。

映像のために別撮りしたのかと思った冒頭の、お園が扇の間の障子越しに海を眺める場面(実際には第三幕)をはじめ、部屋に射し込む光や遠くに聞こえる汽笛が海を感じさせる舞台装置もとても印象的でした。


露をだにいとう倭の女郎花 ふるあめりかに袖はぬらさじのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 352 わーい(嬉しい顔) vs 354 ふらふら)
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2008年07月03日

目指せ!紀香バディ?

半年位前、エステでマッサージ中の会話

犬 足がすごくよくつるんですけど、やっぱり冷えてるんですかね?
かわいい それもありますけど、筋力が全くありません。
犬 どんっ(衝撃) むかっ(怒り) ダッシュ(走り出すさま)

それを仕事でお世話になっている某営業ウーマンに話したところ

猫 スキップさん、私も同じです。いつも足がつっていたんですが、「加圧トレーニング」を始めて1ヵ月で全くつらなくなりました。
犬 カアツ?加圧ってあの加圧?藤原紀香や杉本彩もやってるっていう、あのカアツ?

聞けば筋力アップで肩こりや腰痛が解消されるばかりでなく、血流を制限することによって成長ホルモンが通常の約300倍分泌されて、トレーニング後はお肌もぴかぴかになるのだとか。
これはやるっきゃないでしょうとジムを探していたところ、藤原紀香のインストラクターでもある加藤康子さんがプロデュースするこちらのスタジオに、知人の会社の後輩の友人(遠っ!)がいて紹介していただけることとなり、行って来ました体験レッスン。

Studio Body Design

右足に難ありの私は、そちらを避けてってことで、片手、片足のみの体験。
まずは二の腕のつけ根あたりにベルトを巻いて圧力をかけて締めていきます。血圧計で腕を締め付けられようなカンジ。手の甲からひじにかけて血管が浮き出てきて、なんだかダルイ。この状態で軽い筋トレをやります。軽い負荷でも激しいトレーニングと同じ効果が得られるってことで、トレーニング自体は思ったより軽いという印象ですが、手は重いです。
手の後は太もものつけ根にベルトをしてスクワットなど足のトレーニング。手足合計で30分程度なので、激しい運動が苦手という人や忙しくて時間がないという人にもオススメなのだとか。

加圧トレーニング後2時間位はとても吸収がよい状態になっているので、食事は野菜などを選んで食べるようにして、逆に油ものはすぐ吸収しちゃうからNG。また、代謝がアップしているのでこの時間帯に有酸素運動をするとシェイプアップにさらに効果的、手軽なところではウォーキングがよいので、一駅くらい歩いて帰ってみてはいかが・・・って言われたので、心斎橋までぷらぷら歩いて、ついデパートに吸い込まれてバーゲンで買物しちゃいました・・・ってそんなオチかい!

初めてということで小さな圧・軽い負荷だったので、そんなに効果は実感できませんでしたが、肩は何だか軽くなった気分。週イチくらいのペースでよいそうなので、しばらくやってみようかしら。


あら?パワーヨガやってたんじゃなかった?の地獄度 ふらふら (total 351 わーい(嬉しい顔) vs 354 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | diary

2008年07月02日

耳で聴く勧進帳

今年11月にオープンするサンケイホールブリーゼ

この柿落し公演「冬の絵空」は、これまで劇場等で配布されていたフライヤーには出演=生瀬勝久の名前だけが挙がっていて、ずっと生瀬さん主演だと思っていました。が、本日、藤木直人主演と発表され、ほどなくアップされたブリーゼのサイトの公演情報によると、共演者も
橋本じゅん、中越典子、中村まこと、片桐仁、内田滋、小松利昌、それに松尾貴史と粟根まことのダブルキャストとかなり豪華。俄然興味がわいてきました。(演出に若干気がかりが残るが)

サンケイホールブリーゼといえば、他にも「米朝一門会」「野村万作・萬斎の新春狂言」「矢野顕子リサイタル」やと話題のステージ目白押しですが、そんな気になる舞台のひとつ、「片岡仁左衛門 特別公演」の演目が「関西・歌舞伎を愛する会」機関誌「大向う」に掲載されていました。

片岡仁左衛門 親子三代 特別公演 〜親子三代競演と仁左衛門による「一人勧進帳」

11月29日(土) 午後6時30分開演

ごあいさつ     片岡仁左衛門
一、雨の五郎     曽我五郎時致: 片岡千之助
二、時雨西行     西行: 片岡仁左衛門  遊女: 片岡孝太郎
三、25年ぶりの上演 片岡仁左衛門独演による 耳で聴く 勧進帳  片岡仁左衛門


勧進帳の独演を観るのも、耳で聴くっていうのも初めてなのですが、それがあの仁左衛門さんの声と口跡で語られるなんて、ほんとにスペシャルな機会でとても楽しみです。


S席20,000円 A席18,000円 B席15,000円・・・料金もスペシャルだけど、のごくらく地獄度 わーい(嬉しい顔) ふらふら (total 351 わーい(嬉しい顔) vs 353 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 00:09| Comment(10) | TrackBack(0) | 歌舞伎・伝統芸能

2008年07月01日

観られないってことじゃん!

とても楽しみにしていたゲキ×シネ 「髑髏城の七人〜アカドクロ」
6/28−7/4公開 梅田ブルク7での上映時間は、

burg.jpg

えっ目 お昼1回のみexclamation&question
この週末予定があってスルーした私は、
観に行けないってことじゃないバッド(下向き矢印) バッド(下向き矢印)

いや〜ん、ふるちん捨之介&じゅんさん兵庫〜たらーっ(汗)


勤め人はかく虐げられておりますの地獄度 ふらふら ふらふら (total 350 わーい(嬉しい顔) vs 352 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 01:38| Comment(6) | TrackBack(0) | diary