お知り合いの方のお嬢様がこのお芝居に出演されているということで、「観てやってください」とGW直前にチケットをいただきました。「おいおい、こっちの都合も聞けよ」と思いましたが、幸か不幸かその日はGW中唯一予定のない日・・・という訳で、祝祭音楽劇 『トゥーランドット』
5月4日(日) 1:00pm 梅田芸術劇場メインホール 2階1列下手
演出: 宮本亜門 脚本: 鈴木勝秀 音楽: 久石譲 衣装 :ワダエミ
出演: アーメイ(張惠妹) 岸谷五朗 早乙女太一 安倍なつみ 北村有起哉 小林勝也 中村獅童 ほか
「プッチーニのオペラを現代人の視点で甦らせた全く新しい音楽劇」ということで、鈴木勝秀の脚本、宮本亜門の演出、久石譲が全曲書き下ろしたオリジナルの音楽をオーケストラが生演奏、凝った豪華な舞台装置、ワダエミの華麗な衣装、その衣装の切れ端が挟み込まれたハードカバーのプログラムに至るまで、とにかくお金のかかった舞台という印象で、観ている間は結構楽しめました。なのに不思議なくらい後に何も残らないのはなぜ?
たとえばシェイクスピアには、「ハムレット」「リア王」「リチャード三世」・・・と主役の役名をタイトルロールとして冠した作品が多く見られますが、どの作品においてもその主役が圧倒的な存在感を放って芝居を支配します。タイトルロールがその役以上に作品そのものに持つ重さを改めて感じた舞台となりました。
そのタイトルロールを演じたアーメイは、台湾の歌姫というだけあって歌唱は聴き応えありました。しかしながら、たどたどしい日本語のセリフは別としても、その所作や立居振舞いに一国を支配する女帝としてのカリスマ性とか神秘性が感じられないのは如何ともしがたい。アーメイの演技力云々というより、制作側のキャスティング・ミスではないでしょうか。この役は本来ケリー・チャンがキャスティングされていたところ、映画撮影中の怪我のため降板ということだったので、じっくり人選する時間がなかったのかしら。アーメイの、カーテンコールでのチャーミングな笑顔や茶目っ気たっぷりの仕草を見るにつけ、もっと別の役、違う舞台で彼女と出会いたかったと残念に思いました。
思いの外よかったのは安倍なつみのリュー。一途にカラフ(岸谷五朗)を思う役どころで直球一本というカンジの演技は観ていて少々疲れますが、セリフも歌もよく通る声、可憐な容姿で輝きを放っていました。そういえば、ASAYANの女性ボーカリストオーディションで、後にモー娘となったメンバー中、なっちだけが一発合格だったよなぁ、と、なつかしく思い出しました。
印象に残ったのは早乙女太一の宦官ミン。中世的な魅力に男でも女でもないという宦官の役がよくハマっていて、スラリとした体躯で美しい踊りも披露してくれて眼福でした。セリフ回しなどは、先日観た「さらばわが愛 覇王別姫」のヒガシと重なるものがあって、いつかあの蝶衣役もできそうな感じ。ちなみにこの太一くん、出演者中最年少と思われますが、ロビーに飾られた祝花はダントツ1位でした。納得いかないのは北村有起哉の物売り。単に物売りっていうのではなく、訳知りだし、最後にはトゥーランドットの賢こそうな家臣に納まっているし、きっと何か裏というか別の顔があるはず・・・なのに脚本上ではそれは一切カミングアウトされず。消化不良でこんな使われ方はもったいないなぁという印象でした。有起哉くんは歌ももう少しがんばってね。
当たり外れの起伏激しい亜門さん演出はさておき、スズカツさん脚本このところ不調と思われますがどうでしょうの地獄度
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どうも新鮮味がないというか、全体的にインパクトが弱くて・・・。
>一国を支配する女帝としてのカリスマ性とか神秘性が感じられない
なるほど!そうだ! なんかピンと来ないのはなんでだろう・・・って
観ている間ずっと気になってたんですが、これだったんだ。
で、その中で印象的だったのは安倍なつみさんの演技と歌、
それと早乙女太一くんの繊細さと柔らかさでした。
私は片言の日本語セリフに醒めてしまいました。(笑)
ケリー・チャンが演じてたら、どうなってたんでしょうね。
やっぱり、なっち良かったですよね♪
この舞台を観た皆さんが絶賛してるのが、なんだか嬉しい!
健気な様子がすごく好感持てました。
>スズカツさん脚本このところ不調と思われますが・・・
秀同!(笑)
キャラ設定が浅く、人間関係も甘いと感じちゃいました。
ん〜、この方は当たり外れが激しすぎます。
特に私にとっては外れが多いような気がする・・・。(笑)
宮本さんの演出はどら猫にははずれが多いんですよね、というか当たりにまだ当たってない。洒落にもなりませんわ。
その中で安倍さんと早乙女太一君が光っていたのが救いでした。再見したいかもと思いました。
この作品、スズカツさんだったんですか?!
チェックしてなかった・・・。
スズカツさんも当たり外れ大きいですね。
・・・しかし、ここで断言。
私はもう亜門には行かない(笑)・・・と思う。(・・・じゃあ断言じゃないじゃん(笑))
彼と彼と彼が、もし、ご出演なら話は別で・・(笑)
確かに、力が入っている割には観ている側へ訴えてくるインパクト
に欠ける舞台でしたね。
アーメイで一番気になったのは歩き方です。
最後の方でティムールの亡霊を追いかけていくところなんて、
「お母さんの後を追う子どもや〜ん」っていうカンジ(笑)。
なっちと太一くんがよかったっていう声は多く聞きますね。
それがこの舞台の収穫かしら?
そういえば、大沢たかおの「ファントム」でもルカス・ペルマンが
たどたどしい日本語のシャンドン伯爵だったなぁ、と今思い出しました!
あれも確かスズカツさんの台本のはず・・・スズカツさんって一体?(笑)
なっちはほんとによかったですね。
モー娘の頃から歌声は顔に似合わずアルトだなぁ、と思っていましたが、
低くてもよく通る声で、舞台でも通用するところを見せてくれましたね。
いや〜、はっきり!!(笑)。
私も自分でお金出してチケット買っていたらさらに辛口になってた
かもしれません(爆)。
早乙女太一くんは私もまた観てみたいです。
蜷川さんか新感線のお芝居あたりに出てくれないかしら?
そうなんですよ、スズカツさん。
「白野」とかよかったのにね〜。
亜門さん演出の舞台はいつも「亜門さん苦手なんだけどなぁ」と
思いながら行くのですが、今回もやっぱり「・・・」でした。
かずりんさんの心の小箱にいる誰かさんが出ててもど〜かなか〜(笑)。
私もタダ券組で〜す。(とは言え友人なので半額相当の御礼はしましたが)
>観ている間は結構楽しめました。
>なのに不思議なくらい後に何も残らないのはなぜ?
そーです、そーです。
昨日は結構楽しんで観ててレポ書き上げて、今日になったら
「いつ観に行ったんだっけ?」と言うぐらい(笑)。
衣装と、出てくる人の多さと、舞台装置の立派さで
チケット代が高い事は納得できましたが(爆)。
オリジナルのストーリーで上演して欲しかったなあ、
スズカツが変な加工をする前のヤツ。
お仲間ですね〜。
衣装とか装置とか、お芝居以外のところで見応えのある舞台でしたね(笑)。
私は2階席だったので殺陣の迫力とかも今イチ伝わって来なくて、
遠いところの遠〜いお芝居という印象(笑)。
みんみんさんのレポを読ませていただいて、自分のも読み返して
気づいたのですが、有起哉くんの歌って、「メタルマクベス」の時は
そんなに気にならなかったんですね。やっぱり、お芝居の中の歌って
役や演技の流れとの関わりが重要なんだって、改めて思いました。