歌舞伎座百二十年 八月納涼大歌舞伎 第一部8月12日(火) 11:00am 歌舞伎座 1階6列センター
一、女暫
中村福助 坂東三津五郎 中村勘太郎 中村七之助
市川高麗蔵 坂東彌十郎 中村勘三郎 ほか
二、三人連獅子
中村橋之助 中村国生 中村扇雀
三、眠駱駝物語 らくだ
中村勘三郎 坂東彌十郎 中村亀蔵 尾上松也 片岡市蔵 坂東三津五郎 ほか
八月納涼大歌舞伎は、一部 古典、二部 新歌舞伎、三部は大衆性のある狂言の通し上演、それにそれぞれ舞踊を加えた仕立てが特色ということで今年の納涼もそれを踏襲した形ですが、「古典」の第一部、楽しめました。
『女暫』は歌舞伎十八番の『暫』の女性版で、主役の巴御前は中村福助。些か力入り過ぎの感ありますが、上背もあって華やかな福助さんにはニンに合ったお役のはず。ぜひ持ち役にしていただきたいです。若い手塚太郎光盛を演じた坂東三津五郎が、ほんとに少年のように若々しくて印象に残りました。
この演目は初見で、最後の幕外の引込みのところで、勇ましい巴御前が急にしおらしくなって、出てきた舞台番(中村勘三郎)に教わってたどたどしく「やっとことっちゃ うんとこな」と引込むという趣向に驚くやら微笑ましいやら。勘三郎さんが、「実は舞台でやったことないんだ。目黒の眼の大きい人が十八番なんだけど・・」みたいなことを言いながら引込みのやり方を教えたり、中村屋ファミリーという感じでした。
『三人連獅子』
小鼓: 田中傳左衛門 太鼓 田中傳次郎 ご兄弟が揃う豪華な囃子方、杵屋社中の三味線と鳥羽屋文五郎さんの名調子が響きます。「文五郎!」と大向うがかかっていました。
筋書に載っている中村国生の写真を見て、「まんまるじゃん」と思っていたら、そのままコロコロの子獅子が出てきて、ドスドス音をたてて板の上を歩くのでどーよ?と心配になりましたが、一生懸命でなかなかかわいかったし、毛振りは親獅子とぴったりですごくがんばっていました。お父上とは一糸乱れず、時間が経つと母獅子だけ少しペースがずれてくるのはDNAのなせるワザ?
『らくだ』
いや、これは文句なしに楽しかったです。ずっと以前、中座で観た時と同じ、勘三郎、三津五郎、亀蔵の配役が絶妙。ふんわり物腰やわらかな勘三郎、きりりと小気味よい三津五郎、息もぴったりで久しぶりにこのコンビを堪能しました。
駱駝の馬太郎の亀蔵さん、やたら顔が大きいのですが、死体だからむくんでるのかな。
家主のおかみさんの彌十郎さん、カンカンノウであんまり怖がりすぎて、間口から転げ落ちかけていました。手をしこたま打ったらしく相当痛そうでしたが、大丈夫だったかしら。ほんと、フツーのおじさんに戻って痛がってらっしゃいましたもん。横で勘三郎さんはマジ笑いしてるし。
「三人連獅子」で熟睡なさっていた隣席のご夫人が終始「あはは、あっはっは〜」と大声あげて笑っていらしたのが印象的。
それ牡丹は百花の王にして 獅子は百獣の長とかやのごくらく度
![Powered by 269g[ブログ・ジー]](http://269g.jp/img/269g.gif)