4つの季節の終わりの中で、夏の終わりが一番寂しい。楽しかったお祭りの後ならなおさら。
「五右衛門ロック」 大盛り上がりの大千秋楽。
会場は立ち見も出ていて、開演前からバンドの人たちがブースから客席に向かって手を振っていて、それに気づいた観客が手を振り返すという具合・・・これは、会場の一番後ろにいたスタッフがバンドのブースに手を振ったのにミュージシャンが手を振って応えていたのが始まりらしいのですが。
Judasが流れ始めると会場からは手拍子、花形役者さんが舞台に登場すると拍手が起こる、と会場全体がノリノリで完全にお祭りモード。
千秋楽だからといって特別な遊びはあまりなかったように見受けましたが、多分打上げも終わっているであろう役者さんたちは、いく分ユルユルっていう印象。ふき出しちゃったり、セリフ(歌詞?)とばしたり。それをまた会場が笑って楽しんで見守っているっていう、いかにも“新感線な”千秋楽でした。
ボノー将軍とシュザク夫人が「タイタニック」やるところ、いつもはカルマ王子に「ジャックがやりたいならそう言えばいいのに〜」って言ってたのに、この日は「ディカプリオがやりたいなら〜」って言ってましたが、あれはアドリブかな、間違えたのかな。そういえば、カルマ王子を紹介する時も「あの宝塚みたいな人が・・」って言っていました。
カーテンコールに入る前から客席は総立ち。
役者さんたちはみんな、ほんとに達成感、満足感一杯の笑顔で、観ている私たちまで幸せな気分になりました。
北大路欣也さんがふるちんや江口洋介さんと握手したり、じゅんさんと未來くんがハグしてたり、松雪さんと聖子さんが笑い合っていたり。その北大路さん、最後にはふるちんと二人舞台に残り、ジャンボ中指立てやってくれちゃって、もう、大喝采でした。お煎餅まきも終わって、客電ついて館内アナウンスもあったのに鳴り止まぬ拍手に、最後にもう一度ふるちんとともに出てきてくれた松雪泰子・高田聖子・濱田マリの3女優もそろってFUCK YOU! 3人のジャンボ中指には色とりどりのネイルが
あ〜楽しかったと会場を出たところで何やらすごい混雑・・・みんなやたら写メ撮ってるし、その横で係りの人が「撮影はご遠慮下さい」って言ってるし、で近づいてみたら、「カルマ王子のクランチ売り」っていう札を首から下げて、カルマ王子が扮装のままクランチチョコ売ってました。罰ゲームだわね、何をやらかしたんダロ。買った人にはちゃんと握手してくれていたし、並んで買おうかと思いましたが、向いの公園の中まで続く長蛇の列にあっさりあきらめ。
あきらめといえば、今回お煎餅ゲットできませんでした。
2階最前列だったのですが、ホッタル族の誰かが配りに来てくれたけれど、私の隣の人で品切れ。え〜っ、うっそ〜っ
という訳で、以下、3回分まとめて私なりの総括。
新感線☆RX 「五右衛門ロック」
作: 中島かずき
演出: いのうえひでのり
作詞: 森雪之丞 音楽: 岡崎司 美術: 堀尾幸男
衣裳: 小峰りりー 照明: 原田保
出演: 古田新太 松雪泰子 森山未來 江口洋介 川平慈英 濱田マリ
橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと 北大路欣也 ほか
8月8日(金) 6:30pm 1階M列センター
8月17日(日) 1:00pm 1階F列センター
8月24日(日) 1:00pm 2階K列センター (すべて大阪厚生年金会館大ホール)
初日の1幕を観終った時点では、正直なところ「ん?」な印象。
悪くない、いやむしろいいんだけど、何か物足りない、不完全燃焼という感じ。
最初にこの舞台の情報を聞いた時、石川五右衛門の生涯をガツ〜ンと描いてくれると思っていたのに、実は釜茹でで生き残っていて・・・という設定と知って軽く失望して、舞台を観て「やっぱり〜」というところだったかしら。「これなら別に五右衛門にしなくてもいいじゃない」と。
ところが、2幕、特にラスト30分は、もうそんな思いすべてぶっちぎって余りある高揚感。
終わってみれば一緒に拳を突き上げ、「楽しかったぁ〜、新感線、サイコー!!」と笑顔でした。
クガイの真実が明らかになって、結集すべき力がやっと集まって、ロックのリズムも客席の高揚も最高潮に達したところで、あの「白浪五人男」(4人しかいないけど〜)を模したツラネです。
もう、いのうえさん、見事という他ありません。
そして、この4人の、文字通り「どんじりに控えし」石川五右衛門=古田新太のカッコイイこと。押し出しといいセリフの決め具合といい華といい色気といい・・・水もしたたる千両役者っぷりです。
「劇団☆新感線の看板役者」と言われて久しいですが、今回、特に千秋楽を観ていて、座頭として、一座を率いていく覚悟のようなものを感じました。
役柄は狂言回し的な役回りという感じもしてワタシ的にはいささか不満。でもその中で最大限カッコよさを見せてくれました。あのカラダであの華麗な立ち回りはいつもながら驚異です。そしてあの声!セリフも歌も、なんていい声なんでしょ。初日のレポにも書きましたが、
カルマ王子 森山未來。
スター誕生の予感。いや、もうスターなんだけど。「メタルマクベス」もよかったんだけど。
舞台を一人で支える華や輝きを放っていました。白いマントをひるがえす殺陣は難しそうですが、それを全く感じさせず軽々と切れもよく。ホッタル族に月生石のスープを飲ませてもらって、ちょっとトランス状態になった時のダンスは目を見張りました。今回は歌唱も聴かせてくれました。
岩倉左門字 江口洋介。
何だか脱力系でよかったな。このところ正義漢とか大人の二のセンの役をやることが多いけれど、本来の持ち味は、「ひとつ屋根の下」のあんちゃんなのかな、とこの役を観ていて思いました。ホッタル族と一緒に「海を渡ったサムライ」をギターで弾き語りして、「楽しいか?楽しいなぁ〜」っていいながら、ご本人が一番幸せそうな笑顔でした。
悪役?ボノー将軍 橋本じゅん。
濱田マリとのちっちゃい夫婦、かわいかった。いつも全力投球で、やっぱり好きです、じゅんさん。粟根まことのガモー将軍との立ち回りの時、「上等だぁ、こらぁ」っていうセリフ、シビレました。コミカルな味付けではなく、本悪を観たかったな。
コミカルな演技の時のわざとらしすぎる動きが少し気になりましたが、美しさといい、ヒロインとしての華やかさといい、申し分ない真砂のお竜 松雪泰子。
モダンチョキチョキズ以来ののびやかな歌声を聴かせてくれたちょいワル小悪魔、だけど旦那サマをとても愛しているかわいいシュザク夫人 濱田マリ。
少ない出番ながら印象鮮やかインガ 高田聖子・・・お竜に「白波さん」と本名を言われて、「誰のこと?」と返す声、ゾクッとしました。
そして圧倒的な存在感のクガイ 北大路欣也。
制作発表の時に古田新太が、「うちの殺陣師が北大路さんに殺陣をつけられるのか」と言っていましたが、その殺陣の重厚さとカッコよさったら。特に刀を持っていない方の手の動きがすごくキマッテいます。空間を大きく使っていて、後ろからでも横からでも、自分がどう見えるか知り尽くしている感じ。「運命」の場での古田新太との殺陣はもっともっと観ていたかったです。新感線に出演されていなかったら、北大路さんのナマ殺陣やナマ演技も観ることはなかったかもしれないと思うと、よくぞこの役を引き受けてくださった、という気持ち。
惜しむらくは、クガイが民を恐怖で支配していても、自分の妻を殺したと聞いても、この役に北大路欣也が配されているという時点で、何か理由があるに違いない、そんな悪人であるはずがない、と思えてしまうところ。これはもちろん、北大路さんのせいでも何でもありませんが。キャスティングってやっぱりいろいろと大変なんだな。
そんなこんなで、細かい不満はあるものの、
これぞ新感線
五右衛門ロック 初日
五右衛門ロック 2回目
Yes! 何のた〜めに生きるか それがわからないから 生きてみるんじゃな〜いのごくらく度
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楽しく拝見しましたぁ〜。
カルマ王子の罰ゲーム、、、クランチ売りですか。(笑)
今回、東京公演でも大阪公演でも、
罰ゲーム情報が一度も無かったので、
(五右衛門のキャストはミスなしか?)って思ってたのですが、、、
最後の最後にカルマがやりましたか。(笑)
っで、煎餅GETできなかったんですね。
ん〜残念。
なんか千秋楽に煎餅が貰えないと、淋しい気持ちになりますよね。
ま、煎餅以上の楽しさを芝居で貰ってると思えば、
我慢(?)もできますよね。(笑)
「Oぼう」の友人でミミィと言います。
スキップ様の足元にも及びませんが、鑑賞大好きで、
五右衛門ロックも初日・前楽・千秋楽と3回通いました。
新感線の熱い夏が終わってしまいましたね。
非公開のブログを持っていて、いつも「詳しい感想はここを見て〜!」と
勝手にこのサイトをハイパーリンクさせてもらってます。スミマセン<(_ _)>
いつも観たい舞台があると、スキップ様の感想を参考にさせていただいてるんですよ。
これからも楽しみにしていますので、よろしくお願いしまぁす!
たかがお煎餅ですが、もらえないとガッカリですね。
私は濱田マリさんから手渡しでもらっちゃいました〜(^_^)v
カルマ王子は私が観た3回はノーミスのようでしたが、
何をやらかしたのでしょうね。
そんなこんなも含めて、新感線の千秋楽はほんとに
楽しいですよね!
お煎餅はがっくしでした。
別にどーってことないただのしょうゆ煎餅なのに
不思議な魔力があります(笑)。
はじめまして。
ようこそいらしてくださいました。
かの方より、お噂は少しうかがっておりました。
私の拙い観劇レポをリンクしてくださっているなんて、
うれしいやら恥ずかしいやら。
限りなくミーハー、見境なくスノブなブログですが、
今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。
機会があれば"某ぼう"さまとご一緒の折にでも、
ぜひご挨拶させていただきたいです。
それにしても濱田マリちゃんから直接手渡しだなんて、
うらやましい限りです。
何でもないお煎餅ですが、ほんとにうれしいですよね。
楽しいお祭りロックと夏が一緒に終わってしまって
脱力ですが、古田さんの次回作も楽しみですね〜。
私が見たのは7月のはじめでしたが、
スキップさんのレポを読ませていただいて、
観劇した時の興奮が甦りました。
ほんっとうに面白くて盛りだくさんで見ごたえのある舞台でしたよね。
あの4人の名乗りは、ゾクゾクするほどかっこよかったし!!
(その前でふてくされてた川平さんもツボでしたが/笑)
今からゲキ×シネやDVD化が待ち遠しいです。
来年の古田さんの二つの舞台もめちゃくちゃ楽しみですしねv
今回はお会いできなかったですねー。
休憩中に2階にお邪魔しようかな?と思ったのですが
トイレ行列が凄くて、諦めてしまいました。
あの人だかりは、カルマ王子のチョコクランチ売りだったとは。
友達は飛び上がって覗き込んでましたが、「分からん」
と言っており、諦めて帰ってきちゃいました。
(結果的には正解でしたが・・・)
きっと在庫は全部掃けたでしょうね(笑)。
ほんと、エンタメ!って感じの舞台で「楽しかった〜!」
と言える舞台でした。シリアスな舞台も好きだけど、
やっぱりこういうスカっとするのも良いですよね♪何気にゴージャスだし(笑)。
ちょうど同じタイミングでお互いコメント書いていたみたいですね。
私も恭穂さんのレポを読ませていただいて、そこよ、そこっ!と
力こぶ入れたり、きゃ〜、それ見逃してる〜と嘆いたり(笑)。
できることならもう一度観たいです。
未來くんのクランチ売りを撮影していましたので、あれが特典映像
に入るとして(?)、DVD化は確実だと思いますよ。
ほんとに、行列すごかったですね〜。
私たちは、会館の中のヒミツの穴場のトイレに行きました(笑)。
今度こっそりお教えしますね・・・ってもうそんなに行く機会もないかも。
カルマ王子、目の前で見ましたが、ひたすら真面目に売っていました。
去年の「朧」千秋楽のふるちんサイン会を思い出しちゃった(笑)。
ほどなく完売して、「完売しました〜」とうれしそうに宣言して
いのうえさんに迎えられてホールの中に帰って行ったそうですよ。
そうそう、シリアスもいいですが、このスッキリ感は、やめられませんね〜。
未來くんのクランチはもらい損ねました(;^。^A アセアセ・・
会場出た時には、公演にも列があり・・なんの行列?
なんて思ってたんですがそのまま帰っちゃいました。。
あ〜残念!!!
DVD出た時にはそのクランチ売りが・・・♪
今回の舞台は、夏だし…新感線舞台はお祭りでOKっす(^^)v
五右衛門が主役なのに、どこ行ったんや〜って感じを受けながら、
若干の不満も否めないところですが、とにかく楽しませるのは
ピカイチですから、最後はもうそれにまんまとはまってしまった感じです。
やっぱし、舞台の古田さんはカッコ良いしぃ!
私の観た日は千秋楽間近だったので、カルマ王子は宝塚みたいなヤツと
言われてました(笑)あのままの格好で罰ゲームは面白そうですね〜。
はい。きばりんさんもお疲れさまでした。
カルマ王子は至近距離で見てもやっぱり王子でした(笑)。
それにしてもすごい行列でしたよね。あの後ろの方の人、
絶対買えていないと思います。
あの盛り上がりはまさしく夏にぴったりの舞台でした。
1年に1度はこんなお祭り騒ぎもいいですよね〜。
そうそう、私なんて1回目観た時、タタラ島でしばらく
クガイやカルマ王子やボノー将軍夫妻やいーっぱいの兵士達
の出入りが続いた後、五右衛門と左門字が出て来た時、
「あ、そうだ。この二人、いたんだ」と思いましたもの(笑)。
カルマ王子=宝塚みたいな人ネタは千秋楽が初めてでは
なかったのですね〜。でもあのくりくりヘアといいマント
といい、確かにちょっとオスカル入ってましたよね。