福島三郎×ケラリーノ・サンドロヴィッチの初顔合わせで贈る、予測不可能なサスペンス・コメディ。いやーな男たちの、いやーなお話。っていうキャッチコピーだけを予備知識に臨みました。「噂の男」 大阪千秋楽 9月10日 シアター・ドラマシティ
作: 福島三郎
演出: ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演: 堺 雅人 橋本じゅん 八嶋智人 山内圭哉 橋本さとし 猪岐英人 水野顕子
舞台は大阪。
「宝田グランド劇場」という演芸場の地下にある、芸人さん達が出番前の前室としても、ネタの稽古場としても使うボイラー室。この部屋の中で、現在と12年前の過去が交錯しながら物語は展開します。登場人物は全員心に闇を持っていて、互いに誰かに対して屈折した思いを抱いているようです。
宝田グランド劇場支配人 鈴木光明(堺雅人)がかつてマネージャーを務めていた漫才コンビ“パンストキッチン”のツッコミ・モッシャン(橋本じゅん)は相方のアキラ(橋本さとし)がボイラー室の事故で12年前に他界してからは酒びたりで廃人のような生活。この3人の過去と現在に、ボイラー室の整備にやってきた技師 加藤信夫(八嶋智人)、売出し中のピン芸人 ポンちゃん(山内圭哉)、夫婦漫才コンビ 骨なしポテト(猪岐英人&水野顕子)がおもしろく可笑しく、そして恐ろしくからんでいく2時間30分。
“いやーなお話”というのは言いえて妙。確かに観終わった後、ざらっとした後味の悪さが残る。陰湿なイジメあり、動物虐待あり、差別用語バンバン、ホモセクシャルあり、下ネタあり、もちろん(?)殺人ありだし。あはは・・とお気楽に笑った背中が凍りついてくるような内容です。ケラさん曰く「今日の舞台で多少なりともリラックスして観られる場面があるとしたら、それはその次の瞬間をもっと酷く、悲惨に見せるためのものです。」ですって。福島三郎さんが5人の役者さんに当て書きした本にケラさんと役者さんで稽古をしながら作り上げて行ったものだとか。
それでも観終わった後、不思議な充実感や満足感が漂うのはやはり見応えのある役者さんの力量に負うところが大きいと思います。バラバラな個性なのにテンションがすごく高いところで揃っていて、大阪弁もとっても自然(ほとんど関西出身だし)、全員発声も滑舌もすごくよくて、誰一人セリフが聞き取り難い人がいない。特にじゅんさん。ほんとにすごいです。代表作と言ってもいいのではないかしら。ボイラー技師のムトウさん(舞台には出て来ない)を殺したことが発覚した時、「“パンストキッチン”、おもろない言うたからねぇ」と遠い目をして呟く声、思わずゾクッとしました。
パンフには粟根まことさん作のマンガつき!のごくらく度









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ゲットした人いいなぁ〜(笑)
山内君Tシャツ、もう少しだったのに残念でしたね。
ところで、、、
私、まったく記憶にないんですが、
>「今しかできないキスもある」
このセリフって、誰が言ってました?
どんなシーンで?
なんか、すっかり忘れている自分が悲しいです・・・(笑)
大人計画フェスから帰ってきて体力低下がいちじるしいumakoです。
ちょっとずつまとまりのない文章でレポしてますので
またヨロシクです。
「噂の男」わたしも初日に見ました。
5人の芸達者ぶりをあらためて見せつけられたお芝居でしたよね。
帰り道に友だちと何度も何度も「スッゴイね、なんかスッゴイね」と
わけもなく興奮して同じことばかり言ってました。笑。
こちらへのカキコは、お久し振りになってしまいました。
(^^;
大阪公演レポ、拝見しました。
(^^)v
>バラバラな個性なのにテンションがすごく高いところで揃っていて
そうなんですよね!
それが作品や演出と上手いこと噛み合って、ザラッとしてるけど、不快とかじゃあなかったですよね。
東京公演の感想ですが、トラバさせていただきます。
因みに、今週末は大阪です♪
そして来週も、大阪です。
(^^;
私は10日の昼公演を観に行きました。
役者さんの名前だけでも期待大だった上に、
観終わったあとの満足感もたっぷり味わえた凄い舞台でしたね。
じゅんさん、ほんとに上手い役者さんだなぁ。って実感してきました。
適切なレポありがとうございます。
京滋圏でおとなし目にしているおとみです。
ケラさんの凄さは分かっていて,チラシも熟読したのですが見送ってしまいました。あほやった。
昔シアタードラマシティは,スタジオライフ,花組芝居,宝塚,平成若衆とトランスジェンダーがコンセプトだったように記憶しています。
Tシャツを投げて以降のカーテンコールは、5人ともずっと上半身ハダカだったんですよぉ。
「今しかできない・・」はスミマセン、マニアックなところが心に残ってしまって。
物語の始めの方で骨なしポテトのアヤメさんがトシをスパナ・・ではなく何とかいう工具で殴りますよね、それで自分で殴っておきながら気持ちが高揚して血だらけのトシと互いに求め合って熱いキスをかわす、というところで、「はよ病院連れて行けや」とあきれるポンちゃんに対して鈴木支配人がクールに放ったセリフです。状況はさておき、「今しかできないキス」ってきっとほんとにあるなぁ、と(笑)。
♪umakoさま
おかえりなさい。
大人計画フェス、楽しまれたようですね。あとでまたお邪魔いたします。
ほんとにこの5人はすばらしかったですね。またそれぞれがこの役でないと考えられないのは、やはり“当て書き”だからなのでしょうか。
♪midoriさま
観ているのが息苦しくなるような場面も多々あったのですが、観終わった後の不快感はありませんでしたね。もう1回観たいとも思いますが、じゅんさんが「もう1度観たいと思った人は福岡はまだ少しチケットがあります。」とおっしゃっていました。
2週つづけて大阪なのですね。Welcome to Osaka! 観劇でしょうか?レポ楽しみにしています。
♪nanayoさま
はじめまして。ようこそお立ち寄りくださいました。
私がこれまで観てきたじゅんさんは「単純でいい人」とか熱血漢的な役が多かったのですが、いやーな、というかコワイ面も見せつけられた思いです。演技力のなせるワザですね。
♪とみさま
チラシの段階では私もどーしたものか、と迷っていたのですが、「メタルマクベス」のエクスプローラー/バンクォーがあんまりステキだったので、「やっぱりじゅんさん好き〜」と慌ててチケット手配した次第です。
でもでも、「書く女」は気づいた時にはすでに sold out! 私の方こそ、あほやった、です。
ドラマシティ、確かにそうでしたね。花組芝居も平成若衆も、それからCONVOYも、初めて観たのはみんなドラマシティです。
あんなにゲラゲラ笑っていたのに、一瞬にして客席が凍りつくというか固まってしまったという、恐ろしくも楽しい舞台でした。
架空であるが故に楽しめるところで、実名が出てくるあたりはちょっと戸惑いました。
ダブル橋本の漫才、どこかで観られるものなら、是非また観たいものです。
“ゲラゲラ”と“ゾ〜ッ”の落差が激しく、またそれを堪能する舞台でもありました。デフォルメされてるとはいえ、芸人さんの舞台裏ってあんなこと(除・殺人)も少なからずあるのかな?と思えるようなリアリティでしたね。
ダブル橋本の漫才は、ほんとにまたどこかで披露していただきたいです。
やっと観て来ました〜。名古屋の大楽。
確かにいな〜な話だったけど、役者さんたちが本当に良かったです。
特にじゅんさん!!改めて、じゅんすごいーって思いました。
パンストキッチン、最後まで観たかったです(^。^)
このメンバーでの大楽はさぞ盛り上がったことでしょう。
橋本じゅんさんはほんとにすばらしかったですね。
そのじゅんさんの次回出演作「ロープ」ぜひ観たい
ところですが、まだチケットが取れていません(泣)。
コメント&TBありがとうございました!
この作品はじゅんさんに尽きますねえ。
あと、関西弁だからこそ成り立つ内容だと思います。
これを標準語でやられたら、観客引きっぱなし(^_^;)
パンストキッチン最高です(笑)
じゅんさん、ほんとにすばらしかったです。
関西弁のお芝居は、わざとらしいイントネーションが耳障りなこともままありますが、
今回のお芝居はさすがにそんなことは全然なくて、言葉が生きてる、ってカンジでした。
パンストキッチンもほんとの漫才コンビのようでしたものね(笑)。
今更の話題でお邪魔しますぅ。
TVで観ました。WOWOWOAしてくれてサンキュー(ベーヤン風)
あて書だったんですね!涙目銀座(福島三郎)が気になりつつも観たことなくって…。
俳優俳優がスッポリ納まって。イヤ〜なやつに(笑)
も〜VIVA!ケラ!状態。
じゅん橋本は最高だっ!橋本さとしと内山も私のツボに!
大阪弁で、ホラー度を増長させてる感じがしたのは私だけ?(笑)
ええ〜っ WOWOWでやってたのですかっ!知らなかったあ、不覚(>_<)
かしまし娘さんのレポ読ませていただき、ついでに自分のも読み返してみて
あのいや〜な感じが甦ってきました。でも不思議と後をひく。もう1回見てみたい。
> 大阪弁で、ホラー度を増長させてる感じがしたのは私だけ?
→ 確かに。あれを標準語でやられてもあんなにゾ〜っとはしなかったかも。
第一、じゅんさん、標準語で漫才なんて、ようしませんがな。