2006年11月24日

たった一度の恋だのに

坂東玉三郎と一門による朗読の会 「天守物語」
11月23日(木) 6:00pm 松竹座


玉三郎さんだけが富姫の扮装をして(ご本人の言によると、前回は紋付袴姿で恥ずかしかったから)、他の出演者は紋付袴、木箱のような椅子と書面台、上手奥に獅子頭だけが置かれた朗読劇です。猪苗代の城から妹分の亀姫が遊びに来て帰っていくまでが第一部 15分の休憩をはさんで図書之助の登場編の第二部という2部構成でした。

第一部の冒頭では、花道から音もなく登場した玉三郎さんがひとり舞台中央に正座して「天守物語」の上演の歴史、泉鏡花の世界観、見どころ聴きどころなどを約20分間ご自身の言葉で語ってくださいました。一礼してお顔をあげた時にはもう富姫になっていらした。

動きがない分、台詞が一層研ぎ澄まされているようで、観ている(聴いている)こちらにも流れるように美しい鏡花の言葉の数々がとてもダイレクトに入ってきて、イマジネーションも刺激されます。『千歳百歳に唯一度、たった一度の恋だのに』を改めて聴いたら涙出ました。声だけで複数の役を演じ分けた一門の皆様にも感動。特に奥女中薄や舌長姥、幕切れのセリフを放つ近江之丞桃六を演じた坂東守若さん、今度はお役を演じられる舞台もぜひ拝見したいです。

お席のあたりがよくて最前列のセンターでしたが、目前にいらっしゃる富姫様が美しすぎてドキドキして目のやり場に困りました。まわり中みんなうっとり黒ハートというカンジでカーテンコールでは涙流してる人もいたくらいです。

IMG_1523.jpg松竹座でキレイなチラシに惹かれてつい買ってしまったシネマ歌舞伎の前売券。チケットもキレイでした。


「天守物語」再演してほしいなぁのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 144 わーい(嬉しい顔) vs 145 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 01:11| Comment(4) | TrackBack(1) | 歌舞伎・伝統芸能
この記事へのコメント
>スキップさま
トラコメありがとうございました。
当たり前のことですが,良いお席はよいですね。ワタクシも運よく前方で鑑賞することができました。夜の部をご覧でこのエントリは凄いです。良いお仕事しておられるんやろな〜。
昨夜は口上で力尽きましたが,書き上げます〜。
Posted by とみ at 2006年11月24日 12:42
♪とみさま

過分なお言葉でございます。
眠い目をこすりながらのアップでは頭もまわっておらず、
ボキャブラリーの貧困さに恥じ入るばかりです。
とみさんの格調高く洞察力あふれるエントリーを
楽しみにしております。
Posted by スキップ at 2006年11月25日 02:01
スキップさん>
この舞台、すごく観たかったんです!
でも、ずっと遠征超過気味で断念…。
様子をうかがうことが出来て、嬉しかったです!!
(*><*)

「京鹿子娘二人道成寺」!
11月の演舞場で、私もチラシは拝見しました。
ナマではチケットやりくりつかなかった公演だったんで
シネ歌舞伎になって映像ながら観れるのは、すっごい
嬉しいです♪
絶対に、観たいと気合い入ってます!!
(*ーー*)
Posted by midori at 2006年11月27日 11:14
♪midoriさま

「朗読劇」ってどんなだろ?退屈して居眠りちゃうかも・・・と不安に思っていたのですが、
全くそんな心配なくて聴きほれてしまいました。
「京鹿子娘二人道成寺」は私も舞台見逃してしまったので、シネマ歌舞伎楽しみにしています。
またこのチラシの写真が表も裏もとてもキレイで一層興味をそそりますね〜。
Posted by スキップ at 2006年11月28日 02:12
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Tracked: 2006-11-25 19:44