「平成の坂田藤十郎 大名跡に挑む、熱き魂の記録」 上映会12月11日(月) 7:00pm 大阪市中央公会堂
「夢は叶う」という文字から始まった、坂田藤十郎襲名までの10年間を追った1時間48分の記録映画(監督:船津一、語り:桂米朝)。
この映画は、坂田藤十郎の10年を記録したものであると同時に、上方歌舞伎10年の記録でもありました。
平成17年11月25日 京都南座のまねき上げ−中村鴈治郎から坂田藤十郎になったその日の映像から始まり、時は一気に10年前・・『河庄』の治兵衛役を市川右近に指導する場面へ・・・そこから順に時を辿り、顔見世での襲名披露興行『夕霧名残の正月』での口上と「坂田藤十郎」のまねきのラストシーンまで、その時どきの藤十郎さんのインタビューを交え、稽古風景とそれに続く本番の舞台、化粧前、プライベートショット・・・数々の映像に桂米朝師匠の淡々とした中に何ともはんなり味のあるナレーションが重なり、実に見応えのある記録映画でした。
藤十郎さんの「坂田藤十郎」という名跡にかける並々ならぬ情熱と、この襲名を本当に喜んでいらっしゃる心情が画面からひしひしと伝わってきます。入魂の舞台の映像では思わず拍手しそうになりました。『曽根崎心中』のお初で一躍スターダムに上った若き日の輝くばかりに美しく色気ある中村鴈治郎にも目を見張りました(いや、決して今が美しくないという意味でなく)。
平成13年の『心中天網島』鴈治郎の紙屋治兵衛に遊女小春は坂東玉三郎。あまり見る機会のないお稽古場でのやり取りは大変興味深いものでした。平成9年の『けいせい壬生大念仏』では、片岡愛之助に稽古をつけたり、ちょっぴり懐かしい長髪の市川染五郎の姿も。
10年前の『曽根崎心中』 中村鴈治郎のお初に、徳兵衛は初役の市川團十郎。お二人ともお若い。團十郎さんが徳兵衛のような役を演じるのは意外な気がしましたが、観たかったな。もちろん今なお第一線でご活躍のご両人は、間もなく初春の松竹座で競演。“和事”の坂田藤十郎と“荒事”の市川團十郎が同じ舞台に立つのは歌舞伎史上初めてのことだとか。楽しみですね。
坂田藤十郎 座右の銘は「一生青春」のごくらく度
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詳しく教えていただいて、ありがとうございます。
若い時の輝くばかりの藤十郎さんを写真以外ではまだ拝見したことがないので、一度映像で見てみたいです。
念願の「坂田藤十郎」襲名・・・・・、まさに「願いは思い続ければ叶う」ですね。
まだまだ襲名されたばかりなので、これからも藤十郎さんは「青春」真っ只中!!
詳しい解説、有り難う御座います。
観に行きたかったのですが…どうも休みが取れない自営業は、こう言った場合辛いものです(涙)
米朝師のナレーションは面白そうですね…ラジオでも、藤十郎さんのことを語っておられましたし…人間国宝同士、色々とあるようです…(苦笑)
>平成13年の『心中天網島』鴈治郎の紙屋治兵衛に遊女小春は坂東玉三郎。
これは…近松座20周年の記念公演ですね。私は観に行きましたが…お稽古の模様…興味津々ですね。
「『坂田藤十郎』という名前は歌舞伎の名前というより歴史上の人物の名前を継ぐような感じ」とインタビューで藤十郎さんは語っていらっしゃいました。本当に憧れの名跡だったのですね。
これからさらにこの名前を大きくしていただけるものと楽しみです。
♪太夫元さま
そうです。近松座20周年記念公演でした。ご覧になったのですね、うらやましい〜。
このお稽古の模様は結構長い時間映像があって、座頭であったり、お一人の舞踊公演であったりでこのところ頼られる立場の多い玉三郎さんが、鴈治郎さんに寄り添うように頼ってらっしゃるような雰囲気が新鮮でした。