オペラ『魔笛』プレイベント 佐渡裕 「たて笛の会」
4月1日(日) 5:30pm 兵庫県立芸術文化センター大ホール
「僕はたて笛が得意でした。」という佐渡さんの言葉で始まった音楽会。「小学生の頃、僕がたて笛で吹くアニメソングに合わせてクラス中で大合唱になって、みんなの目にタイガーの炎が燃えているのを見て、指揮者になりたいと思いました。」と、まずは景気づけにその曲「タイガーマスク」をたて笛で披露してくださいました。前奏から始まるこの曲がリコーダーでここまで吹けるんだ、というくらいすっごく上手くて楽しい演奏なんです。
プログラムは5部構成で
1.佐渡裕によるフルート名曲集
小学校の先生にフルートを初めて吹かせてもらっという佐渡さん。芸大まではフルート専攻でしたが「そんなに下手な訳じゃないけど、すごく上手かったら指揮者にはなってなかったかも」だそうです。とてもやわかなフルートの音色で、マスカーニのオペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』より「間奏曲」、ドビュッシーの「シリンクス」、そして、モーツァルト オペラ『魔笛』からの「俺は鳥刺し」っていうアリアでは、アカペラでステキなバリトンボイスも披露してくださいました。
2.笛の摩訶不思議な世界−日本vs西洋
一噌流笛方の一噌幸弘さんによる能管といろいろな笛の演奏。大ホールに響き渡る迫力ある能管の「獅子」「三番叟」を堪能した後、つの笛での「即興曲2番」(“今日2回目だから2番”とおっしゃると、すかさず佐渡さんが“1回目の時も2番って言ってましたよ”)。さらに2本、3本の笛を同時に吹いての「ダニーボーイ」は、一噌さんの超絶技巧に驚くばかり。一噌流が15代、500年続いていると聞いた佐渡さんが、「500年前ってまだバッハも生まれてなかったんですよ。」とおっしゃったのを聞いて、音楽家ってそういうふうに時代を認識するのかと興味深かったです。
3.宴を彩るベストヒット・アニメ
佐渡さんの飲み仲間というカメラマンの西光一雄さんを迎え、ホンモノのバーテンダーさんのサーブするお酒とともにアニメソングメドレーを佐渡さんのたて笛と西光さんのボーカルで。
もう一度「タイガーマスク」に始まり、「鉄腕アトム」「アルプスの少女ハイジ」「巨人の星」「あしたのジョー」「サザエさん」。会場の私たちも一緒に唄いました。「鉄腕アトム」の作詞が谷川俊太郎さんだったり、「あしたのジョー」は寺山修司さんだったり、アニメソングは名作が多いことを改めて認識しました。
4.究極のアンサンブル
佐渡さんが首席指揮者を務めるシエナ・ウインド・オーケストラからの選抜3名+佐渡さんによる特別アンサンブルの演奏で3曲:「ピタゴラスイチ」「マヨネーズ第2番」「ボレロ」。
ラヴェルのボレロは大好きな曲ですが、リコーダーばかりの演奏で聴くのは初めて・・・第一、バス・リコーダーなんて巨大なものがあることも知らなかったし・・・演奏がすすむにつれて、それぞれクラリネット、バス・クラリネット、バリトン・サクソフォンに楽器を持ち替えると、ボレロのリズムを刻んだまま曲は「ぞうさん」になり「星影のワルツ」になりついには「水戸黄門のテーマ」になり・・・。
5.心はひとつ!吹き鳴らせ!笛の大合唱!
これが今回のメインイベント?だったのですが、会場全員でたて笛で曲を演奏するというものです。チケット購入者にはあらかじめ楽譜が送られていて自分で練習しておく、という宿題がありました。曲目は「ふるさと」 モーツァルト『魔笛』より「魔法の鈴」 ホルスト『惑星』より「木星/ジュピター」の3曲。初心者用の“パパゲーノ・コース”、上級者の“タミーノ・コース”、最上級の“夜の女王・コース”があり、ソプラノ・リコーダーをもつのなんて、中学校以来だから△▼年ぶりの上に事前練習もままならぬ、当日のプレ練習にも不参加の私はもちろん“パパゲーノ・コース”を選んだのですが、それでも佐渡さんの指揮に合わせて大ホールみんなで合奏するのはほんとうに楽しかったです。
6.おまけ
鳴り止まぬ拍手にもう一度みんなで「木星」を演奏し、さらに佐渡さんとピアノの白石准さんとでウエストサイド物語からバーンスタイン作曲の「アメリカ」を超アップテンポで連弾、途中には2人でリコーダー合奏つき、さらにさらに特別アンサンブル+白石さんに一噌さんも加わって(全員ランドセル背負ってる)、「宇宙戦艦ヤマト」の合奏・・気がつくと終演時刻を30分もオーバーしていました。

オペラ『魔笛』は7月28日開幕のごくらく度









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記憶に新しいので反応を・・・。(笑)
番組内でもリコーダーで「タイガーマスク」を演奏されてました。
あれはもう、素晴らしいとしか言い様がないですね♪
小学生の頃にプープー吹いていたものと、同じ楽器だとは思えません。(笑)
阪神大震災で犠牲になられた方々の霊を、
素晴らしい音楽で癒されていると江原さんに言われて、
涙されていた姿が印象的でした。
私も見ました、「オーラの泉」。おもしろくて見応えありましたね。
佐渡さんの指から黄色いオーラが出てる、っていうお話に始まって、
やっぱり佐渡さんって“神様が選んだ人”なんだな、と感じました。
「タイガーマスク」の時、佐渡さんのリコーダーの♪ ゆけ、ゆけ、タイガー
に合わせてクラスのみんなが「タイガー!」って合唱するっておっしゃってた
でしょ?あれ、この日の会場でもやったんですよ。もちろん私も!
ひょんなことでこのページにたどり着きました。
その節はご来場ありがとうございました。
この日のコンサートはやっている方も楽しかったです。
せっかくですから、僕のページもトラックバックさせていただきました。
あの日舞台の上ですばらしいピアノ(+リコーダーも)を聴かせて
くださった白石さんにコメントをいただけるなんて感激です。
音楽については全くの門外漢なのですが、このコンサートは本当に
楽しかったです。今改めてこの記事を読み返してみても、我ながら
「めちゃ楽しそうだな」と感心しました(笑)。
またこのような機会があればぜひ参加させていただきたいと思います。
遅ればせながら、この記事の白石さんのお名前のところにリンクはらせて
いただきました。