2007年04月08日

浪花花形歌舞伎 其乃弐

浪花花形歌舞伎第一部 「敵討天下茶屋聚」
序幕:四天王寺の場 / 二幕目:東寺貸座敷の場 / 大詰:福島天神の森の場 天神の森川下の場 天下茶屋村松並木の場 敵討本懐の場
4月7日(土) 11:00am 大阪松竹座


安達元右衛門・片岡造酒頭:中村翫雀/人形屋幸右衛門:片岡進之介/東間三郎右衛門:片岡愛之助/安達弥助:坂東薪車/早瀬源次郎:中村亀鶴/染の井:片岡孝太郎/早瀬伊織:中村扇雀

早瀬伊織・源次郎兄弟による父の敵討ち物語。四天王寺、東寺、福島天神の森、天下茶屋と馴染み深い場所が舞台となり、上方情緒たっぷりです。

敵の東間三郎右衛門を捜す早瀬兄弟に、これでもかこれでもかという位悲惨な状況が襲いかかり、ひとりぼっちになった源次郎の前に人形屋幸右衛門という協力者が現れた途端状況が一変。敵討ち装束をピシッとキメた源次郎と染の井によるスカッとした敵討ちで幕、といういかにも歌舞伎らしい(?)狂言でした。安達元右衛門の善人→悪人への変貌ぶりも劇的でした。いくら東間に言いくるめられたって、お酒が自由に飲めるからって、あんな忠義者が主や弟を殺すほど心変わりするって・・・。

とはいうものの、おもしろいお芝居で、役者さんもそれぞれ為所を得て好演。中でも愛之助さんの東間三郎右衛門は凄味のある悪役で貫禄十分、存在感が光ります。悪人が主役の舞台なので悪党に分があり、元右衛門が伊織に「まだある、まだある」と自分の悪事を自慢するところの憎憎しさと言ったら・・・。前夜亀鶴さんにヤられちゃった私は、かなり「源次郎がんばれ」な視線になってしまったのではありますが。薪車さんの主人思い、兄思いの律儀な弥助も印象に残りました。


源次郎にトドメ刺さずに川へ投げ込むとはツメが甘いよの地獄度 ふらふら (total 196 わーい(嬉しい顔) vs 195 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 00:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 歌舞伎・伝統芸能
この記事へのコメント
>スキップさま
3部のうちでは,これが一番楽しみでした。
>四天王寺、東寺、福島天神の森、天下茶屋と馴染み深い場所が舞台となり、上方情緒たっぷりです。
大阪もんのくせに天下茶屋行ったことありませんので,路面電車乗って訪ねてみます。
>前夜亀鶴さんにヤられちゃった私は、かなり「源次郎がんばれ」な視線になってしまったのではありますが。
キレイキレイの若衆,当然のようにオトコマエでした。なんでもでけはるから,難役回ってきますが,ピュアな二枚目もええですねえ。
あ,まだアップでけてしませんでした。はよまとめよ。
Posted by とみ at 2007年04月11日 19:27
♪とみさま

“てんがちゃや”って響きだけでもいかにも大阪、というカンジの地名ですよね。
阿倍野から住吉にかけてのちんちん電車沿線は、松虫あり天下茶屋あり、
安倍晴明神社あり、北畠公園あり、帝塚山古墳あり・・・と訪ねる場所には
事欠きません。ぜひ一度お立ち寄りくださいませ。

それにしても亀鶴さんは、今回三役三様、魅せていただきました。
ほんまに何でもでけはりますなぁ。
Posted by スキップ at 2007年04月12日 02:50
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