曽我五郎時致:片岡進之介/廓の若い者:片岡千次郎、片岡佑次郎
□色彩間苅豆 かさね
かさね:片岡孝太郎/与右衛門:片岡愛之助
□曽根崎心中
天満屋お初:中村扇雀/平野屋徳兵衛:中村翫雀/油屋九平次:中村亀鶴/平野屋久右衛門:坂東竹三郎
『雨の五郎』の進之介さんは、小顔のせいかいつまでも少年のイメージ。敵討ちで有名な曽我五郎とはいえ、恋の踊りは華やかで明るい。
『かさね』は孝太郎さんの技巧が光ります。いじらしく哀れ。反り返りの時の手の仕草の美しさに目を奪われました。顔の傷、オペラグラスで見ると(1番前の席だったのだけど)、赤や青や緑や色んな色を使って描いてありました。愛之助さんの与右衛門も美しい。かさねを憐れんだり、恐れたりという感じが些か先に立ち過ぎるような気がしないでもありません。もう少し色悪というか、冷酷な感じがあってもよいのではないかと。
『曽根崎心中』では竹三郎さんの平野屋久右衛門に泣かされました。実の甥であり養子である徳兵衛の無念を思って九平次を責め、不吉な予感を胸に抱えての「徳兵衛、死ぬなよ」という悲痛な叫びが胸を打ちます。九平次の亀鶴さんも嫌らしく性格悪〜いカンジがよく出ていて好演。そして、扇雀さん、翫雀さんのお初・徳兵衛は、もう何十年もやっている円熟したペアのよう。強気な役が多い扇雀さんの儚げなお初もステキで、藤色のお着物が美しくお似合いでした。
三部とも見応えたっぷりのごくらく度









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<進之介さん、ごめんなさい>
わが吉右衛門丈の男っぽい五郎も素敵ですが、これは若手で観たいおまさぼうであります。
染五郎さんの五郎、観てみたいです!踊りの名手でもありますし・・。
(進之介さん、重ねてごめんなさい)
お衣装の鮮やかな色合いとか、踊りの明るさとか、確かに若い衆にお似合いの演目ですね。
>もう少し色悪というか、冷酷な感じがあってもよいのではないかと。
痴情のもつれの三面記事風でよかったように思います。孝太郎丈の所作がお綺麗でした。
>嫌らしく性格悪〜いカンジがよく出ていて好演
自分の方がオトコマエや思うてるやらしさ一杯。大阪の女が一番嫌うタイプでした。心底好いてくらはるお人が一番という大坂の恋模様をしっかり表現なさる適材です。これから何遍でも見られるけど,今月もういっぺん見たかった。
>藤色のお着物が美しくお似合いでした。
華族が筋書き見て藤十郎丈出たはったんやー。とゆうてました。似合いすぎ。
なるほど、三面記事風ですね。
孝太郎さんは演技のみならず、踊りの確かさ、所作の美しさに今さらながら敬服いたしました。
亀鶴さんはほんとに楽しみです。コワモテも優男もいけます。この先どんなお役を見せていただけるのか、目が離せなくなりました。
> 藤十郎丈出たはったんやー。
お正月の公演の時にも、扇雀さん観て、「藤十郎?藤十郎?」とおっしゃっているお二人連れをお見かけしました。お父上よりいささかほっそりしていらっしゃいますが、ますます似てこられましたね。
あの一言は、あのお芝居でとても重要な一言ですね。
さすが竹三郎さんです。
竹三郎さんは去年の南座顔見世「雁のたより」の乳母お光のような可愛い
おばあさんから、今回の久右衛門まで、いつも耳目をひきつけられますね。
お芝居に深みを与えてくださる、なくてはならない役者さんのお一人です。