♪この世にただひとつ それはお前 お前のぬくもりが生きる証 ・・・これが泣かずにおれるものか。バウ・ミュージカル 「心中・恋の大和路」
4月21日(土) 4:00pm 宝塚バウホール
近松門左衛門「冥途の飛脚」より
脚本・演出:菅沼 潤/演出:谷正純
出演:瀬戸内美八・峰さを理・若葉ひろみ・あづみれいか・南風まい・
大路三千緒 他
バウ・ミュージカル史上5本の指に入ると謳われる傑作の初演は1979年11月。瀬戸内美八の亀屋忠兵衛に梅川は遥くらら。丹波屋八右衛門には峰さを理。心中の意味もよくわかっていなかったのですが、この初演を実は観ていて、年を経て歌舞伎や文楽や蜷川さんのお芝居でこの演目を観ることになる私の梅川忠兵衛のイメージを決定づけた作品です。
初演と同じ役を演じる瀬戸内美八、峰さを理が佇まいも声も何もかも、全く印象が変わっていないことにまずは驚きました。のびやかな歌声はかえって声量が増しているのでは?と感じるほどです。宝塚版は以前、風知草のとみさんに教えていただいた「冥途の飛脚」の文楽版と同様、八右衛門は友達思いで男気のあるいいヤツ。これを演じる峰さを理がまたキリっとしていてカッコいい。現役時代はベイビーフェイスが気になったこともありましたが、よりシャープに男らしく(?)なった印象です。
横堀川を境に南(新町の梅川のところ)へ行こうか、北へ預り金を返しに行こうか迷う忠兵衛−瀬戸内美八は男の色気も可愛さも、弱さも危うさも、そして誇りも覚悟もすべて併せ持った忠兵衛像を見事に描き出していて、冷静に見ればダメ男の忠兵衛を、何とも魅力的な人間にしています。現役時代を通じても初役の梅川・南風まいは、ひたむきに忠兵衛を慕ういじらしさ、かもん太夫の若葉ひろみの艶やかさは大輪の牡丹のようでした。
千日前、道頓堀、平野川、藤井寺、葛城と新口村を目指して道行く場面は、明るく楽しい歌や踊りの中に追手が迫り来る不安を織りまぜ、二人の足どりを追い立てていきます。なじみある地名の連続にこの物語が上方物だったことを改めて感じ入りました。
雪の新口村で父の孫右衛門の前に姿を見せられない忠兵衛。名乗らないまま孫右衛門の下駄の鼻緒をすげる梅川。物陰に忠兵衛がいると知っていて「私には息子はおりません」と梅川に言い切る孫右衛門。「雪が二人を裁いてくれる」と追手を制する八右衛門。それぞれの悲しみを包み込んで降りしきる一面の雪の中、険しい雪山を身を寄せ合って行く梅川と忠兵衛。そこに重なる八右衛門の「この世にただ一つ」の絶唱。 ♪あなた お前 歩み続ける 生きる喜び 泣けよ泣け 歩み続けて 歩み続けて〜♪ 涙ナミダの幕、でございました
OG公演全日完売のごくらく度









![Powered by 269g[ブログ・ジー]](http://269g.jp/img/269g.gif)
るみさんの忠兵衛大好きでした〜♪
梅川はマイマイさんなのですね。マイマイさんの歌声を始めて聞いた時は、そのどこまでも美しく響く高音にどきどきしたのを覚えてます。
そして、ひとみちゃん!!私の好きな娘役ベスト3に入るんです。本当に娘役というより女役という方が似合うような艶やかな方でしたよね。
峰ちゃん、男らしさに磨きがかかってましたか^◇^
OGの方の舞台って賛否ありそうですが、やはり懐かしくて嬉しくてドキドキしてしまいます。
別記事ですが、うちの夫もベルギービールに倒されたことがあります。なんででしょう???強いのかな、おしいのかな。
お待ちしておりました。封印切りに開けた2007年も心中恋大和路を経て新ノ口村へ…。
原作に忠実ですよね。道行きの二人と与兵衛の熱唱は大夫の語りそのものです。
>なじみある地名の連続にこの物語が上方物だったことを改めて感じ入りました。
このシークエンスがたまりません。ミュージカルと人形劇だけが可能にする演出とお思いになりませんか。
>涙ナミダの幕、でございました
宝塚歌劇も上方伝統芸能であると勝手に決めています。
再演して欲しいです。霧矢さんの与兵衛,瀬名さんの忠兵衛,大空さんの八右衛門,かなみさんの梅川が可能な月組がええように思います。
ありがとうございました。
このOGの方たちの現役時代をご存知のお仲間がいてうれしい!
ルミさん、ミネちゃん、ひとみさん、マイマイさん・・・ほんとにお変わりなく、
というか艶っぽさが増してステキでした。
客席では「お久しぶり〜」というご挨拶もあちこちでかわされていて、
宝塚の、OG公演ならではの温かい雰囲気でした。
dandanさん's ダーリンさまもベルギービールに・・・そうか!
ベルギービールってアルコール度数が高くて、9%なんてのもよくあるのです。
普通のビールなら2本分ですものね。今気づきました。
4本飲んだってことは8本分、それからワインも飲んだし・・・当然の結果でしたね(苦笑)。
大変お待たせいたしました。
私も今回大人の目(笑)で観て、この演目での文楽と宝塚の共通点には
目から鱗の思いでした。これもとみさんのご教導のお陰です。
本公演では与平が歌うところ、今回はミネちゃん八右衛門のご担当でした。
これがまた熱唱でね(涙)。
ぜひぜひ再演していただきたいです。それもバウホールで。
現役のスターさん情報にはあまり明るくないのですが、
瀬奈じゅんさんの忠兵衛は雰囲気ぴったりですね。
月組以外とすると白羽ゆりさんの梅川が観られる雪組でしょうか。
ふだんはオールフィーメール(笑)になかなか足を踏み入れられない私ですが、スキップさんのレポがあまりに素敵なので、しばしその世界に浸らせて頂きました。ありがとうございました。(ホントにただそれを言いたかっただけなんです。)
私の原風景は蜷川さんの、大阪朝日座の梅川忠兵衛です。あれ『冥途の飛脚』だったのですね〜〜〜。
しました。
更に、当時のことも、チョッと思い出しちゃいま
した。
何度も足は運べなかったけど、勢いでいえば、
今より断然前のめりなファンだった頃のこと…。
迷った末に見送ったのですが、やっぱり観れば
よかったです!!
後悔、先に立たず…。
スキップさんレポを拝見できて嬉しかったです。
そうなのです。私の梅川忠兵衛の原風景。
封印切の意味も、近松門左衛門すら知らなかったのですけど。
ムンパリさんは蜷川さんというと、「近松心中物語」ですね。
ステキでしたよね〜。
ステキと言えば、“オールフィーメール”もなかなかステキですよ。
機会があればぜひズブリと足を踏み入れてみてください(笑)。
「心中・恋の大和路」は今回で7度目の上演なのだとか。
「ベルばら」や「風と共に去りぬ」のように派手ではないですが、
もう宝塚の定番と言っていいかもしれませんね。
私もあの頃、若さゆえの暴走で結構前のめりでした(笑)。
コメントありがとうございました。
レポお待ちしてましたよ〜!
でしょ〜でしょ〜ルミさん変わってないですよね。ウフ。
東京より、バウホールでの方が濃密な感じがすると思うんです。
やっぱり本拠地で観ないとね。いいなぁそっちで観れて…グスン
いつか!また上演することがあったら、今度はそっちで観たいと思います。
あの雪が舞い散るラストは、ナマ観してステキ度急上昇!
テレビで見るより、やっぱナマやね。
この作品は、文楽版よりも歌舞伎版よりも、現代的で判り易くってイイ。
宝塚歌劇なめたらあかんで〜!(心の中で絶叫)
お帰りなさいませ〜。
ほんとにルミさんはびっくりするくらい変わってなかったです。
バウホールは、広さも客席との距離感もちょうどいいカンジで
こんなお芝居にはぴったりのホールですね。蜷川さんのお芝居
とかにも向いている気がします。
そうそう、梅川忠兵衛入門編としてはこれが一番わかりやすいと
思います。キレイですしね〜(ため息)。