市川海老蔵がまだ新之助を名乗っていた頃、松竹座で團十郎と踊った「連獅子」の舞台で、まっすぐ前を見据えたまま後ろ向きにダダダ〜ッと花道をすごい勢いで駆け抜けたのを見て腰をぬかす程驚いて以来(だって、当たり前だけど後ろを一目も振り返らず、なのに私が50m全力疾走するより断然速かったですもの)、引込みにはかなりうるさいと自負している不肖ワタクシ・・・というか、単に引込みフェチなだけですが。
前置きが長くなりましたが、六月大歌舞伎の打出しの演目「船弁慶」の市川染五郎の平知盛の引込み。カッコイイの一言!
五月新橋演舞場の「鳴神」でも気迫溢れる引込みを見せてくれた染五郎ですが、今月の知盛の引込みはまた絶品です。お芝居的には、知盛の霊が弁慶の祈りに負けて海中に退散するのに元気良過ぎ、とか、悲壮感や凄味に欠ける、とかいう声も聞かれるかもしれませんが、もうそんなことはどうでもいいわい、と思わせるカッコよさ(真正歌舞伎ファンの方には眉をひそめられそうですね)。あの引込みのスピード感とスケール、型の美しさは圧倒的。息をするのも忘れて見入ってしまって、観終わった後心臓バクバクでした。できることならDVDに保存して繰り返し観たいものです。
儚げな静御前も美しかったのごくらく度









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そうよ。歌舞伎のことなのよ。
ちょっとわかってきて、エライわね。