林さんはご自身で70歳までを元気に過ごせる年齢と見積もっていらして、それまでに「解体新訳源氏物語」をまとめたいという夢をお持ちなのだそうです。
日本文学者で、26年間高校、大学で古典文学を教えてきた教育者でもある林さんは、『源氏物語』のことを「一千年も前に書かれた日本の奇跡」と讃え、また、日本の教育で古典文学を正しく教えて来なかったことが愛国心の欠如や日本人としてのアイデンティティの脆弱さにつながっていると憂いていらっしゃいます。「学者としての知識を持って古典文学を正当に解釈した上で作家として現代人に面白く伝えることは私にしかできないできない使命だと自負しています。」ときっぱり言い切る林さんの姿勢にいたく感激。
70歳まであと12年という林さん。インタビューはこう結んでいます・・・「売れないと収入がなくなるので、『源氏物語』に集中する前にある程度貯金をためたい。そのために連載を何本も抱える忙しい毎日を送っていますが、そのうち清水の舞台から飛ぶ覚悟です。」
いいなぁ。働いてお金を稼ぐ意義って、ほんとはこういうことなのですよね。
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