2008年06月25日

ゲキ×シネ 「メタルマクベス」

metalm.jpgはじめに。
予告編で「髑髏城の七人」(アカドクロ)が流れた時、
ワタシ、泣きましたたらーっ(卒)
あのシルエットで浮かび上がる七人に体がふるえました。
やっぱり好きだ〜、ふるちん捨之介揺れるハート

で、「メタルマクベス」です。
館内ほぼ満席。新感線の舞台を卒たことがなくて、この映画が初めてっていう人もいるようで、ファンの広がりは喜ばしいことです。

ゲキ×シネ 「メタルマクベス」
6月22日(日) 3:00pm 梅田ブルク7

原作: W.シェイクスピア     
翻訳: 松岡和子
脚色: 宮藤官九郎       
演出: いのうえひでのり
照明: 原田保    
音楽: 岡崎司
出演: 内野聖陽  松たか子  森山未來  北村有起哉  橋本じゅん  高田聖子  
粟根まこと  上條恒彦 ほか


2006年上演なので、ちょうど2年ぶり。
迫力の大音量の中、熱気と緊張感で突っ走る3時間半。終わった頃にはのどカラカラでした。
「マクベス」を、1980年代のヘヴィメタバンドと、戦争にあけくれる2206年の近未来というダブルプロットで描くクドカンの発想、脚色力、改めてすごいと思いました。
2つの時代を行き来する場面や登場人物の交錯が混乱なく描かれるばかりか、物語に深みと説得力さえ加えているようです。ランダムスターが、魔女に「族を生み出す男」と予言されたエクスプローラーへの畏れと猜疑心から暗殺を謀る場面なんて、バンクォー → エクスプローラー と流れるように転換する殺害シーンは見事です。

いずれ劣らぬ熱演の役者陣で特筆すべきはやはり松たか子。
すばらしい演技はもとより、大画面の超アップで見てもほんとにキレイ。
お・すべすべで毛穴なんてないんじゃない?ってカンジです。
狂気の淵へ追い詰められていくランダムスター夫人が、「小さい方を選べばよかった」とつぶやく場面では、やっぱり涙をこらえることができませんでしたが、彼女も涙を流していたことを映像で初めて知りました。ランダムスターがベッドに寝かしつけた夫人の額にキスすると、意識のないままふっとかすかに微笑み、目じりからは涙がひとしずく流れるっていう細やかな演技も発見でした。

そんな発見もある一方、ランダムスターとエクスプローラーが最初に魔女と出会う場面で、
「どっちがマクベス?」「手前よぉ。後ろだったらガッカリよぉ。」と魔女に言われて、
後ろにいたじゅんさんエクスプローラーが「この言われ方、どーよ?」みたいな顔して無言で客席に向ける憮然とした表情がツボだったのですが、このショットは拾われていなくてザンネン。

映像と音の圧倒的な迫力。光。卒。涙。
新感線の舞台を映像で卒るなら、やはりDVDよりスクリーンの大画面がお似合いです。

舞台を卒た時の感想はこちらこちら


アカドクロもアオドクロも卒に行くよ〜のごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 348 わーい(嬉しい顔) vs 348 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | movie

2008年03月22日

妖怪大戦争

yokai.jpg昨夜帰宅してTVつけたらやっていて、
「何これ〜?」って言いながら最後まで見てしまいました。

『妖怪大戦争』

相変わらず予備知識なく、新聞のTV欄で出演者やあらすじをチェックするでもなく見ていたのですが、ストーリーはともかく、キャストがやたら豪華。

顔を出しているトヨエツは別として、出てくる妖怪はとても凝った特殊メイクを施していてほとんど誰だか見分けがつかないのですが、ナイナイの岡村隆史が「小豆洗い」ってことだけは知っていました。前に『めちゃイケ』でやってたもん。その他に何人かわかる人がいて、

「あ、これ、竹中直人」
「これってもしかして、清志郎?」
「この声、聞き覚えがある。エンケン(遠藤憲一)かな?」 といった具合。

それでエンドロールが流れてびっくりした訳です。

妖怪たち: 
近藤正臣・阿部サダヲ・高橋真唯・田口浩正・遠藤憲一・根岸季衣・三輪明日美・吉井怜・蛍原徹・石橋蓮司・忌野清志郎・竹中直人・荒俣宏・京極夏彦・水木しげる・岡村隆史・栗山千明


ええ〜っ!! 川太郎(上の写真 正面左の河童です)って、阿部サダヲだったのおおおぉexclamation&question
猩猩が近藤正臣って・・・石橋蓮司ってどこに出てたのよ・・・あの砂かけ婆は根岸季衣?

そしてさらに驚愕。

プロデュースチーム「怪」: 水木しげる・荒俣宏・京極夏彦・宮部みゆき
監督: 三池崇史


三池カントクぅ???この映画がっ。
主題歌なんて、忌野清志郎だしるんるん
失礼いたしました。ほんとに不勉強で。

2005年の作品で、主役のタダシは天才子役と言われる神木隆之介くん(大人になったら津田寛治になった)。おじいちゃんが菅原文太ってところまで豪華でした。

タダシが、最初に「聖剣」を手にして、剣に操られるようにアギ率いる機怪たちと闘う場面は、『朧の森に棲む鬼』でライが初めてオボロたちから与えられた剣を使う場面を思い出しました。
アギの栗山千明は悪役ながらカッコよかったな。冷酷非情な闘いっぷりがちょっと『キル・ビル』のゴーゴー夕張を彷彿とさせて。


豪華キャストに目が眩みすぎてストーリーに心が向かないの地獄度 ふらふら (total 311 わーい(嬉しい顔) vs 310 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 07:51| Comment(2) | TrackBack(0) | movie

2008年01月14日

シネマ歌舞伎 野田版 研辰の討たれ

togitatsu.jpgシネマ歌舞伎「野田版 研辰の討たれ」
1月13日(日) 12:10 梅田ピカデリー3

作: 木村錦花   脚色: 平田兼三郎   脚本・演出: 野田秀樹
出演: 中村勘三郎 中村福助  中村扇雀  市川染五郎  中村勘太郎 片岡亀蔵 中村七之助 中村獅童 坂東弥十郎 中村橋之助 坂東三津五郎 ほか


平成17年5月歌舞伎座公演を収録したものです。同年7月大阪松竹座で十八代目中村勘三郎襲名披露興行として観ましたが、中村獅童が出演していなかった以外はほぼ同じ配役のようでした。

赤穂浪士討ち入りのニュースに世間が沸き立つ頃、近江・粟津藩。守山辰次(中村勘三郎)はもと研屋の町人で武術は全くできませんが、その達者な口で主君や奥方(中村福助)に取り入っていました。ある日、家老の平井市郎右衛門(坂東三津五郎)に剣術の稽古で散々打ち据えられた辰次は腹いせにちょっとした仕返しを計画しますが、思いがけず市郎右衛門が死んでしまい、彼の二人の息子(市川染五郎・中村勘太郎)に仇討ちの対象として命を狙われることになります

躍動感あふれる舞台の魅力は映像になってもあせることなく、約2時間の上映時間があっという間で、全く飽きさせません。映像の利点のひとつは、役者さんの表情がアップで観られることですが、いつもとても表情豊かでとびきり大熱演の中村勘三郎は、その意味では映像向きと言えるでしょう。そして周りに映り込む役者さんたちにも、あ、ここにこの人が、とか、この時こんな表情していたんだ、など改めて気づくことも多々あって、とても見応えがありました。憎まれ役を実に楽しそうに演じている平井市郎右衛門の坂東三津五郎、大真面目にやっているのがかえっておかしさを誘う奥方萩の江・中村福助、あけてびっくり怪演のからくり人形・片岡亀蔵などいずれ劣らぬ熱演です。

ワタシ的には一番のツボでもう1回観たいと思っていた、平井九市郎・才次郎兄弟(市川染五郎・中村勘太郎)の道場の場でのスピード感と迫力あふれる申し合いをまた観られただけでも大満足。踊りの名手でもあるこの二人は、この場面ばかりでなく、いつも所作や姿形が本当に綺麗でホレボレしてしまいます。

野田秀樹は、全体に笑いを散りばめたストーリー展開の中で、群集心理という暴力とか、ひとつの流れに付和雷同してしまう群集の愚かしさなどにアイロニーを込めているようです。辰次のセリフ「これを斬るのは俺の手だが、これを斬らせるのはあの声だ。」「私はこのご兄弟ではなく、皆さんに殺されるような気がします。」などがそれを象徴しているように感じました。それと同時に、命の大切さ、生きることへの執着も、私たちに示してくれています。平井兄弟の刀−自分が斬られることになる刀を研ぎながら辰次がつぶやく「あぁ、生きてぇなぁ」は胸にしみ入ります。

位置情報 平井兄弟の“あるある探検隊”など、当時流行っていたギャグや時事ネタが盛り込まれているのも懐かしい。中でも最たるものは某役者さんの結婚おめでとうネタ。今となってはちょっぴり物悲しいかも。

位置情報 平成18年秋に亡くなった中村源左衛門さん(確かこの公演で二代目源左衛門を襲名なさったと記憶しています)のお元気なお姿を拝見できたのもうれしかったです。改めてご冥福をお祈り申しあげます。

位置情報 上映前の予告編では、昨年10月 新橋演舞場公演の「連獅子」「人情噺文七元結」がシネマ歌舞伎次回作として紹介されました。楽しみですね。


勘三郎さん1月16日には東劇で舞台挨拶ですってのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 288 わーい(嬉しい顔) vs 290 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 03:26| Comment(6) | TrackBack(0) | movie

2007年10月25日

8人しかいないけど〜

oboro2.JPGゲキ×シネ「朧の森に棲む鬼」 2回目
10月23日(火) 6:40pm なんばパークスシネマ シアター9


上映期間も残り少なくなり、思い立って会社帰りにバタバタなんばパークスシネマに駆けつけました。シアター9の観客は全部で8人。四天王×2ですね。もっとたくさんの人に観ていただきたいものですが。



ライの2つの表情−映像で初めて気づいたものと、映像になって改めて確かめたこと−

前回ゲキ×シネを観た時に「あれ?このライの表情好き揺れるハート」と思った場面があって、今回観てもやっぱりとてもステキと思えた・・・ウラベを討ち果たした後、マダレ達がオ−エ国を全滅させたと揚々と駆け込んで来た時、愕然とするシュテン一行を尻目に、「そうか」っていう余裕たっぷりの満足気な笑顔。憎らしいくらいにキレイで冷酷でしかも王者の風格。一瞬だし、舞台の時はさらっと流してしまっていて、この表情をアップで観られたのは映像の収穫でした。

「悪党が情におぼれたらおしめぇなんだよ」とライがマダレに向かって言い放つのと入れ違いにライの前に再び現れるキンタ−キンタこそがライにとっての“情”だったという象徴的なシーン。この場面は何度観てもひりひり痛い。シュテンにキンタをひと思いに殺させないよう仕向けた、自分を斬る時わざと急所を外した、とキンタに言われて、「違う」「そうじゃねぇ!」と否定するライの顔がみるみる哀しく崩れていく・・・ここは最初に舞台を観た時からかなり私のツボで何度観ても泣いてしまうのですが、こうして映像で改めて観ると、ライの表情の変化が一層際立って、痛く心に突き刺さります。

「朧の森に棲む鬼」 やっぱり何度観てもイイ!
ライもマダレもキンタもツナもシキブもシュテンもオオキミも、ウラベもサダミツもヤスマサもショウゲンもダザイもアラドウジもオクマも、みんな好きハートたち(複数ハート)


位置情報「あなたの染五郎でした」というアナウンスで上映終了したのが10:00pm過ぎ。夜も遅いし軽くつまもうとパークスと府立体育館の間位の路地?にある焼鳥屋さんにふらりと入りました。
「当店はミディアムです。『よく焼く』の人は申し出て下さい。」なんて手書きの貼り紙がしてある、ディープな大阪感漂うちょっと小汚い(失礼!)カウンター8席ほどの小さなお店だったのですが、おいしい焼鳥とビールをいただいて、さあ帰りましょうと席を立った時、壁にたくさん貼ってあるサイン色紙の中に「汀夏子」と書いてあるものを発見目 10年くらい前の日付だったけれど、忘れもしないなつかしいジュンコさんのサイン。「これ、汀夏子のサイン?ここに来たの?いや〜ん、ワタシ、大好きだったんですぅ〜」とさっきまでの涙たらーっ(卒)もどこへやら、急にハイテンションでお店のおじさんに語りかけて相方さんにアキレられたのは私です。


お店の名前も場所も今となっては“おぼろ”なりの地獄度 ふらふら (total 257 わーい(嬉しい顔) vs 260 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 02:54| Comment(8) | TrackBack(0) | movie

2007年10月07日

ゲキ×シネ 「朧の森に棲む鬼」

oboro.jpgライは孤独

ライは冷酷

ライは、哀しい

最初に涙が出たのはマダレがツナの兄とわかりツナの側につくと言い放つ場面。2月に舞台を観て何度も泣きましたが、ここで泣くのは初めて。幼なじみのキンタを自ら斬り、愛するツナを自害に追い込もうとした今、ライの心の拠りどころは利用するつもりの立場とはいえ、マダレだったのでなかったか。そのマダレさえ自分の側でないと判った時のライの絶望・・・。

ゲキ×シネ 「朧の森に棲む鬼」
10月6日(土) 11:00 なんばパークスシネマ


素晴らしい舞台を映像で改めて観て、「朧の森に棲む鬼」はいのうえ歌舞伎の、そして“新感染” の完成形なのではないのか、これ以上の舞台はもうできないんじゃないか、市川染五郎はもう新感線の舞台に立つことはないのではないか、とそんな思いが胸をよぎりました。

・・・その不安は、東京の初日舞台挨拶で「新感線とあとどれくらいつき合ってもらえますか?」というじゅんさんの質問に「ず〜っと」と答えて喝采を浴びたといううれしい情報に打ち消されることになるのですが。

映像の利点は、何と言っても役者さんの表情が超至近で観られること。
朧の森でのライの最期のシーン、あの表情。
肉眼ではあそこまで観ることは不可能だったので、とても胸に響きました。
シキブのオオキミ殺害からライの裏切りを知るに至る表情の変化もすごく見応えありました。
メインで映る人の脇に映り込む人物の表情を見られることも映像ならでは。あ、この時キンタこんな表情してたのかぁ、とか。逆に、ここはあの人を観たいのに、って場面もあるのですが。

舞台を上から映すとか、花道を駆け抜けていく姿の舞台側からの映像とか、客席からは見られない視点というのも映像の醍醐味です。いくつかの場面でCGやスローモーションや特殊なカット割などの処理はありましたが、全体としてはあまり技巧をこらさず、オーソドックスに舞台を忠実に映像化したという印象でした。やはりよい舞台の映像化には、余計な装飾は必要ないということですね。

位置情報 なんばパークスシネマは「シアター9」といって普段はプレミアムシアターとなっているところでの公開。他のシアターとは仕切られた専用のラウンジにスナックコーナーやスタイリッシュなトイレがあり、椅子もとても座り心地のよい特別シートでまさに“プレミアム”な空間でした。

位置情報大阪の初日には染ちゃんもじゅんさんも来てくれないけど、かずりんさんムンパリさんという豪華キャストをお迎えしてご一緒に鑑賞しました。上映後は遅めのランチに舌鼓を打ち、舞台話に花を咲かせて、短いながらも濃密な時間を過ごし、夕刻には西に東にそれぞれ次の劇場に向かっていったのでした。(3人とも次の観劇が全部違っているってところが私たちらしい?)
お二人とも、楽しい時間をありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


それにしても染ちゃんライ。大画面の超アップで見てもオニ美しい〜黒ハート のごくらく度 わーい(嬉しい顔)
(total 253 わーい(嬉しい顔) vs 254 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 14:56| Comment(16) | TrackBack(3) | movie

2007年05月01日

ロッキー・ザ・ファイナル

rocky_logo.jpg「ロッキー」シリーズには何やら思い入れのあるらしき相方さんにつき合って、「ロッキー・ザ・ファイナル」を観ました。

「ロッキー・ザ・ファイナル」
4月29日(日) 5:45pm なんばパークスシネマ シアター1


rocky.jpg監督:シルベスター・スタローン
制作総指揮: アーウィン・ウィンクラー ロバート・チャートフ
脚本: シルベスター・スタローン
音楽: ビル・コンティ
出演: シルベスター・スタローン バート・ヤング アントニオ・ターヴァー ジェラルディン・ヒューズ マイロ・ヴィンティミリア


ボクサーを引退したロッキーは、フィラデルフィアで小さなイタリアンレストランを経営して生計を立てている。最愛の妻エイドリアンはすでに亡く、一人息子のロバートは有名人の父の影が自分につきまとうことを嫌悪し遠ざかっている。心に喪失感を抱え孤独の日々を送るロッキーは、その空洞を埋めるかのようにもう一度ボクサーとしてリングに上がり、現役世界王者との闘いに挑んでいく・・・。

Never give up! とか、「どんなに打ちのめされても前に進み続ける」なんていうストレートなメッセージはいささか苦手。これまで5作のロッキーシリーズも全部観た訳ではない。なのに、世界チャンプとの対戦を決めたロッキーが、あの耳慣れたビル・コンティのテーマミュージックに乗って厳しいトレーニングを重ねるシーンになると鼻の奥がツーンとして目頭が熱くなった。ポスターにもなっているフィラデルフィア美術館の階段を上がった広場でガッツポーズするシーンでは一緒に拳を握りしめた。クライマックスの対戦シーンで何度も立ち上がるロッキーに、泣きながら心で「がんばれ!」と叫んだ・・・まんまとやられちゃったな、私。

若く無敵の世界王者ディクソンは強すぎるが故に「面白味がない」とか「弱い相手としかやらない」と非難され、実際15ラウンド闘ったことがないコンプレックスを持っていて、これまでのロッキーの対戦相手としては完璧ヒールではなく人間的。そんなディクソンや、息子のロバートや、シングルマザーとなったリトル・マリーの息子のステップ・・・若い者たちに注ぐロッキー=スタローンの見守るような視線も温かい。

チャンプとの対戦を迷うロッキーに、リトル・マリーが言った言葉が印象的。「情熱の炎は誰でも持っているわ。でもそれを燃やせるのは限られた人だけよ。」

フルラウンドを闘い抜いて、判定を待たずに笑顔でリングを去るロッキー。自らの夢を追い求めて情熱の炎を燃やし続ける、30年の時を経ても色あせることのないスピリットがそこにありました。


愛犬の名前はパンチーのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 203 わーい(嬉しい顔) vs 206 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 23:57| Comment(2) | TrackBack(0) | movie

2007年04月23日

アップの効用

parks.jpgゲキ×シネ 「SHIROH」
4月20日(金) 7:30pm なんばパークスシネマ 
シアター5


キリシタン弾圧や重税に抵抗し、農民たち37,000人が籠城した島原の乱−それを指導した“天草四郎”が2人いた、という斬新な着想で描いた新感線☆RX『SHIROH』のゲキシネ版です。

以前にも書いたことがありますが、舞台を映像化したものはDVDにしてもTV中継にしても“思い出コレクション”の域を出ない気がして、いささか苦手でした。それでゲキ×シネもこれまでなんとなく敬遠していて、これが初体験だったのですが、その心配は杞憂に過ぎず、とてもよかった・・・というより、むしろこの作品への理解が深まったと言っていいかもしれません。ドラマと音楽が融合された上に映像の効果が上乗せされた印象です。

舞台を観たのは2005年1月9日。
ちょっと忘れちゃってるかも・・と思いながらシートに体を埋めていると、♪サンタマリア ゼズス・キリスト〜♪の歌声で一気に「SHIROH」の世界に引き戻されました。
舞台を観た時、牢獄では“まるちの”(martirio=殉教)を望む益田甚兵衛以下の人々を「それは違う。僕は生きたい。世界には自由があるから。」と生へ導いたシロー(中川晃教)の、お密(秋山菜津子)の死をきっかけに「まるちのだ〜!」と民衆を扇動するに至る心情の変化に少なからず違和感を覚えたりしたものでしたが、映像で、涙と汗にまみれたシローの表情がアップで映し出されるとその悲しみ、怒り、激情がずしりと心に響きます。「こんな私でもはらいそ(paraiso=天国)に行ける?」という瀕死のお密に「マリア」と洗礼名を授けるところあたりから涙ポロポロ たらーっ(卒) (舞台観た時は泣かなかったのに)。どんなにかぶりつきの席でもオペラグラスで見ても、肉眼ではあそこまで至近距離で見続けることは難しいので、これはやはり映像の効用といえるでしょう。あそこからクライマックスへの中川晃教の歌唱とキリシタン達の大合唱は本当に何度聴いても鳥肌モノ。もう1回観たいなぁ、DVD買おうかな〜と思案中です。

ひらめき 益田甚兵衛役が花組芝居の植本潤だったことに今さらながら気づいて愕然がく〜(落胆した顔)  
この前観た「かぶき座の怪人」の色出しのぶと同じ人物が演じているとはとても信じ難い・・・これだから役者さんって・・・。

ひらめき オープンしたばかりのなんばパークスシネマはとてもキレイで見やすい。入口はアミューズメントパークのインドアコースターのよう。シート幅は前後左右ともに広く、前の座席の後ろに荷物かけはあるし、ハイバックのシートは快適でした。


観客は21人!のごくらく地獄度 わーい(嬉しい顔) ふらふら (total 200 わーい(嬉しい顔) vs 201 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 01:54| Comment(5) | TrackBack(0) | movie

2007年03月31日

なんばパークスシネマ

4月19日にグランドオープンするなんばパークス「なんばパークスシネマ」
そのオープニングに先駆けて、こんな上映の話題が2つ。

《なんばパークスシネマ オープニング記念特別上映!》

◎シネマ歌舞伎 第一弾 『野田版鼠小僧』
上映期間:2007年4月19日(木)〜4月27日(金)
上映時間:11:30/13:50/16:10/18:30
鑑賞料金:全席指定: 一般 ¥1,800
     ※4月19日上映分に限り、オープン記念として¥1,000
チケット:4月18日(水) 午前9時より
     http://www.shochiku-eigakan.com/e-sy/index.htm
     4月19日(木)午前11時より
     なんばパークスシネマ 8F チケットカウンター
お問合せ:06-6646-3219 なんばパークスシネマ


◎ゲキ×シネ 『SHIROH』
上映期間:2007年4月18(水)〜4月27日(金)
上映時間:1日3回上映(※本編197分+途中15分休憩あり)
       11:30/15:30/19:30  ※18日(水)19:30の回は休映
鑑賞料金:前売 ¥2,000 当日 ¥2,500
チケット:4月3日(火)〜  電子チケットぴあ・イープラス
     4月19日(木)〜  劇場窓口

それでなくても忙しい4月に、見事なまでの日程の重なりよう。
俄然スケジュール厳しくなった4月後半ですが、それにしてもこんなに私の弱点(観に行かずにはおれないもの)を衝いてくる、なんばパークスシネマの企画担当者っていったい・・・(?)


上映期間中唯一の週末4/21・22はすでに予定いっぱいの地獄度 ふらふら (total 191 わーい(嬉しい顔) vs 193 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 13:11| Comment(8) | TrackBack(0) | movie

2006年01月27日

「PROMISE」試写会 真田広之舞台挨拶つき♪

t850cinekin-img337x491-1138118505dscf1421.jpg 真田広之とチャン・ドンゴン ダブル主演で話題の映画「PROMISE」の試写会に行ってきました。

映画の試写会に応募したのなんて、長い人生の中でも3度目くらい?なのに、たまたま見かけた広告でたった
1枚出したハガキが当たるなんて、しかも告知には載っていなかったのに真田広之の舞台挨拶つきだなんて、何だか今年はプチ・ラッキーの予感。

真田広之のインタビューは上映前の約15分。
ナマ真田は2000年の「オケピ!」初演以来かな。いささか恰幅よくなられて、精悍さが増した感はありますが、端正なお顔立ちと誠実な雰囲気は相変わらず。この映画にかける情熱や撮影のこぼれ話など穏やかに語ってくださいました。最後には投げキスのサービスも揺れるハート

さて本題の映画ですが、チェン・カイコー監督の中国映画で、セリフは全編中国語(北京語)です。

人間がまだ神様と一緒に生きていた頃のアジアの架空の国が舞台で、神様との約束で望むものをすべて与えられる代わりに『真実の愛』だけは永遠に手に入らない運命の女性・傾城(セシリア・チャン)と彼女をめぐる3人の男たち・・・無敵の権力者にして愛を知らない大将軍・光明(真田広之) 何かを望むことを許されず、俊足だけを与えられた奴隷・昆崙(チャン・ドンゴン) 心に深い傷を持つ美しく冷徹な公爵・無歓(ニコラス・ツェー)の物語。

main.jpg “アジアの総力結集”とかでお金かかってる感ありあり。
荒唐無稽といえばそれまでだけど、ストーリーはわりとおもしろい。テンポもいいし。特に敵役の無歓の描き方なんか好きだな。それに、“黒衣の男”が昆崙のために自分の命を賭して華鎧を選ぶシーンなんかはちょっとグッときた。映像も、真田広之着用の真っ赤な華鎧をはじめ色彩鮮やかでキレイ。

しかしながら全体的には、シリアスとスペクタクルがうまく融合していないという印象。それにあのCGの多用ぶりは何だかなぁ。アクションシーンもあそこまでCG(なのかワイヤーなのか)使われたのではかえって迫力伝わって来ない感じです。いくら“飛ぶように速く走る”っていっても、最初のあの牛のシーンはどう見ても漫画みたいな世界だし。

真田さんが「映画を見ておもしろかったらお友達や家族にすすめてください。PROMISEですよ。」と
おっしゃってたのでオススメしたいのはヤマヤマなのですが。
いや、公開前からこんなこと書いたら営業妨害だな。

真田広之は、勇敢で武力に長けているけれど女に弱いっていう人間臭い役を大熱演。中国語も全く違和感なし(よくわからないんだけど)。チャン・ドンゴンもひたむきな感じがよく出ていてステキでした。セリフの少ない役どころがかえって彼の目の力をより印象的にしていました。でもやっぱり一番印象に残ったのはニコラス・ツェー。あのキレイな顔と冷酷なカンジがぴったりで、存在感が際立っていました!


運命は変えられる?の地獄ごくらく度 ふらふら ふらふら わーい(嬉しい顔)    (total 48 わーい(嬉しい顔) vs 51 ふらふら)
ニックネーム スキップ at 01:54| Comment(2) | TrackBack(0) | movie